『なんぞころびやおき 天球旅情篇』⑤ | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 天球旅情篇』


峠杣一日・著

あれ、天山(あめやま・氷ノ山ひょうのせん)に降りて来たのは一羽、妻夫鳳凰(めをとほうわう)の夫の方の鳳(おほとり)だね。

山頂から氷輪の泉(ひょうりんのいづみ)へと向かって、すうっと姿を消したよ。

勿論(もちろん)村人達には見えず、経法印(きゃうほふいん)だけが氣付いて居たんだね。

おっと、村人達には見えて居ない存在が他にも。

何時の間(いつのま)にか村人達に雑(ま)じって経法印のお話に耳を傾(かたむ)けて居るのは、峠杣一日翁(たうげそまのいちにちをう)、其の肩には豆鼕大明神(とうとうだいみゃうじん)、そして一日翁の横には蓮権現(はちすごんげん)だよ。

是是摩尼摩尼百事如意(これこれまにまにひゃくじにょい)、摩尼の御山(まにのおやま)の喜見山(きけんざん)に蓮権現転何(ころびなんぞ)を迎えへに来た一日翁とお豆さん(おとうさん)、天山へと足を延ばしたみたいだよ。

ははあ、一日翁の手には、徳利瓢箪(とくりへうたん)が下がってゐるね。

すると経法印、俄然(がぜん)張り切っちゃうよ。

次は、中中(なかなか)聞けない「運」のお話だよ。


【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】

いちよあれかし、さいはひよいち。

まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!

つづく。