最初わたしがガンだとわかった時、わたしも驚いたけれど、家族や親友達も驚いたと思う。
ガンと告知されて半年。
いつも一緒に暮らしている家族や、最初は色々調べてくれた友達。
周囲はわたしのガンに慣れていってる。
でもね、わたしはガンに全然慣れることなんてできなくて、抗ガン剤の副作用とか、再発・転移の不安、変わって行く見た目とか。
毎日がガンと告知された日のような気持ちで、でも前を向いて進んでる。
周囲が慣れてしまったから、わたしは弱音や不安を吐くのをやめた。
心配させたくないから。
幸いにもこのブログや、病院で友達になった同じようにガンと告知されて治療をしている人達に出会えて、弱音を吐いたり、時には後ろ向きな自分を見せることができて、本当に救われてる。
テレビを観てゲラゲラ笑うし
新しい洋服を買ってウキウキもする
美味しいものを食べたら嬉しくなるし
ネイルの色を何色にしようか悩んだり。
普段と変わらないわたしを見て周囲は慣れて行くのか、辛すぎて現実逃避して慣れて行くのか。
とにかくわたしは
いつまでたっても、ガンに慣れることなんてない。特に検査結果がわかる日が近づいて来たら
震えるくらい不安になるんだ。
そんなの何回経験したって、慣れることなんてない。
落武者みたいなハゲ頭にはずいぶん前から慣れてますけどね





でも、指先に、小さな、いくつものシミを見つけた時は、髪の毛が抜けた時よりも泣いた。
抗ガン剤は、わたしの見た目をどんどん変えていく。
わたしは、綺麗なガン患者でいたいから、
副作用で痩せ細り、落武者頭になり、顔にもシミが増えて、更に指先にもシミができて。
あと3クールでどんな変化が起こるのか、ビクビクしています。
でも

副作用は抗ガン剤が効いている証拠

と思って、治療を頑張るのです。
頑張るけれど…
ガンに慣れることなんてない。

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