父の一代記 | bunbun日記

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ヤフーブログから引っ越してきました。
bunbunの日常を綴っています。

父が亡くなって早いもので10年になります。

 

ですが・・・

父が遺したモノはまだ片づけ終わっておらず

どう処分したらいいものやらわからなくて

そのままになっているのが多い中に

 

 

 

大学ノート数冊にびっしりと

鉛筆でつづられた「自伝」があります。

ところどころカラーの絵(漫画風の)が混じっていて

ちょっと読みにくい自筆で書かれていて

今まで気になりながらも

ページをめくる気になっていませんでした。

 

 

ぱらぱら見てみたところ

1冊目は「序文」から始まり

 

大正12年生まれの父が昭和61年63歳の誕生日を迎えて

先祖のこと、生まれた家のことから始まって

子どものころのこと、学生時代

戦争中の従軍生活、引き揚げてきてからの暮らし、

戦後から高度成長時代、そして今に至るまで

どんな人生を送ってきたか

ムスメ(私と妹だね)やマゴに少しでも

知ってほしくて

自分史を綴ることにしたと。

 

 

 

ノートには記憶を確かめるために

知人や友人に問い合わせて届いた手紙や

父がたどった記憶のメモが

そのまま挟まれていたり

当時住んでいた家の間取り図とか

乗っていた飛行機の絵とか(ヒコーキ乗りでした)

その当時の世相とか

大きなニュースとか流行語とか

ホントにもろもろみっちり書き残されていて

「激動の昭和史」を知るにも

父と家族の来し方を知るにも

ムスメが言うのもなんだけど

貴重な史料になっておりました。

 

 

何年間書き続けてきたのかよくわからないのですが、

ノート5冊目、それまで勤めていた会社をやめて

先輩に誘われて関西の会社を手伝うことにし

まず単身でこちらへ移ってきたところで

終わっています。

 

このころは私も中学生だったし

なんとなく覚えていますが・・・

 

 

この先のこともチラシの裏になぐり書きされたメモが

たくさん挟まれたままになっているので

まだまだ続きを書くつもりだったのでしょう・・・。

 

 

 

 

実はワタシ自身もちらほら登場する最終冊から

読み始めたので

最初のほうはこれからじっくりゆっくり

読む予定です。

いや、おもしろくてうっかり読み始めると

やめられなくなってしまうので要注意なのだ^^;

 

 

知ってるようでほとんど知らなかったなあと

今さら知る父の姿です。

ということは、私の子どもたちも実は私のことなんて

知らないんだろうな

マゴに至ってはもっと

 

と思うと、私も何か残しておくべきだろうか・・・

いや、うーーん

それはどんなもんだろう???なんてね^^;

 

 

 

父が描いた絵をちょっとだけ紹介^^

(なかなかなもんでしょ笑笑)