カウンセラーという仕事は、一見感謝され、いい仕事だな~、と思いますが、そのように感じてもらえるまでには結構な道のりになるような気がします。(本当は、感謝されるようでは良いカウンセラーではないのですが、一般的に)
ちょっと、今日は違う側面からお伝えしようと思います。
クライアントが、今自覚している表面上の悩みに関しては、早い段階で感謝されるのだと思いますが、
心の奥底にある本当の悩みや本人の問題点に気付いてもらうためには、カウンセラーは、反対に厳しい仕事になると思います。
本人の問題点というのは、クライアント自身が、「今まで良いと思って信じてやっていたこと」だったりもするからです。
誤解を恐れずに言うのであれば・・・
今まで自分や周りの人にとって、上手くいってきた自分の行動や思いが、(悪く言えば)「駄目だったのですよ」と知らされることになるからです。
そのことを、本人が気づけるようにする仕事です。
クライアント本人は、いいことと思っているので問題点と捉えていないし、思いたくないです。
普通は、その行動を「駄目ですよ」と、伝えるなんてものすごく辛いです。
同じことでも、長所として褒める事の方が、だんぜん楽です。
でも、カウンセラーは、あえて気付いてもらう仕事なんだなあと。
注意ですが、ただ単に悪口を言うってわけではなく、クライアントがその行動で、「本当は苦しんでいる」と訴えている場合です。
この、「本当は苦しんでいる」ということがミソなんですが、本人は上手くいっていると思っているので
苦しんでいることも気付いていない場合もあります。
でもクライアントも、なんとな~く、うす~く、気付いているようないないような、自分を苦しめている自分の行動・・・
人の心って不思議です。
認めたくない。葛藤。信じたくない。
その思いも含めて、カウンセラーは共に歩みます。
クライアントが自分で準備ができた時には、それまで認めたくなかったことも、受け入れることができます。
カウンセラーは鏡ですので、クライアントが受け入れたことをそのまま、返します。
受け入れた後のクライアントは、「嫌なこと言われちゃたな~」と感じる事もあるでしょう。
でも不思議なことに、今までに感じられなかった、「肩の荷」が下りています。
おなかにたまっていた、モヤモヤがスッキリすることが感じられます。
問題行動が改善するにはしばらく時間がかかる場合もありますが、
自分の認めたくなかった(気づいていなかった)ことを
クライアントとカウンセラーが一緒に確認することだけでも、気分の軽さが変わります。
自分一人でできることもあるのかもしれませんが、自分だけでは心元ないことが一緒に確認してもらうと、よりいい気がします。