ダイバーシティ&インクルージョンでは、
「一人ひとりの違い」を扱っていくわけですが、
私自身、研修の講師という仕事をしていて、さまざまな企業にお伺いするわけですが、
ふと思います、
私自身が顧客先の企業にとっては
”異質な存在”だと。
なので、
よそ者だからこそ見えること、感じることがあります。
外国に行くと、
日本との違いに気づいて「あれ!」とか「はっ」とさせられることが多々ありますよね。、
それと少し似ているのかも。
ゲストバッジをつけている私に
廊下ですれ違うときに
「こんにちは」とあいさつをしてくれる人が多い会社もあれば、
目を合わせないように素通りするような人が多い会社。
研修では、、
終了後に挨拶をしにきてくれる人が多かったり、
机のレイアウトの修正や後片付けなどを自主的にやってくれる人が多かったりする会社と
さっさと帰ってしまう人や机の上のごみをそのままにして帰る人が多い会社。
研修の場合は、
「ああ、私のメッセージの伝え方が悪かったんだなあ、、、」と
反省することももちろんありますが。
なんというか、
しつけ
と言いますか、
基本的な人としての姿勢、みたいなものを垣間見ることがあります。
【製品の品質は人格と連動する】
という、とある企業の経営者の言葉があるのですが、
そんなことがふと頭に浮かんできます。
一流の人は、基本のこと、あたりまえのことをおろそかにしない。
一流の企業は、基本をことを、あたりまえのことをおろそかにしない。
そんな気がします。
ふとしたところに、その会社の課題が見え隠れします。
自戒の意味を込めて。
今やっている仕事にベストを尽くしているのか
これは、自分自身にも問うているし、
一緒に仕事をする相手にも
私が求めていること。
私は
仕事で感動したいし、
仕事で喜びを感じたい。
人生の大半を過ごす時間だからこそ、
存分に自分を使って、
思いっきりやりたい。
そうじゃなきゃつまんない。
そうじゃなきゃもったいない。
ときどき、思い出す仕事の場面は
はじめて自分が中心になって企画担当したプロジェクト。
先輩や上司を巻き込んで、
プランを練って、
みんなの持ち味が最大限発揮されるように、
そのことを常に考えていた。
未熟だったけど。
終わったあとの打ち上げで
みんなでビールで乾杯したときのこと。
あのときの達成感。
ワクワク感。
一体感。
ひとりじゃできなかった。
尊敬する人たちと一緒にできた。
いいチーム、
いい仕事、
だったな。
これからも、
そんな経験をいくつもしていきたい。
最近、足りないものはこれなのかも、な。
今日は午後から新宿御苑へ。
ここ1年ほどお世話になっている、ヒーラーの先生と野外ワーク。
この先生の天然っぷりと
全身全霊での存在への肯定感に
癒されて、
わたし自身もほぐれていくのを感じる。
自然とつながる。宇宙とつながる。
を体験するひととき。
わたしにとって、ほんとに大切な時間。
******
あっという間に過ぎた11月。
順調なようで、
なんとなくの居心地の悪さもありながら。
少しそんな自分の違和感を置いてけぼりにしてきた。
前に。前に。駆け抜けてきた。
気づいたら、
自分が人生の主導権を握ってる感覚が薄れてしまっていた。
*****
今日は
ちょうどそんな自分を仕切り直す、
絶好のタイミング。
新宿御苑は大好きな場所。
しかも今日はなんてったって、
祝福の快晴。
しかも、ぽかぽか小春日和。
師走だなんて思えないくらい。
五感をひらいて、
歩く。
大地を踏みしめながら、
これでもかってくらいの青空を見上げて、
心地よい風に吹かれる。
木々は
周りにこうしてほしい、
なんて期待をしてはいなくて、
あるがままにそこにいる。
そして、なんでも受けとめている。
まわりの環境にも、順応して。
そして、
ちゃんと自立している。
凛と立っている。
ずっとずっと昔から。
だから、わたしもとても楽でいられる。
わたしたちと木々とが、エネルギーで対話するような
そんなひととき。
ありがたいな、と思いながら、
同時に
なんとなく自然が歓迎してくれているようにも感じる。
ああ、しばらく頭モードだったなぁ。
新しいことにチャレンジしているようで、
実は知っていることをやっているだけだったかもなぁ。
気ままに。
無邪気に。
人を喜ばす前に、わたしを喜ばすこと。
自分の中のスペースが広がったような、
そんな感覚がしました。
さて。師走。
ステキな1年の締めくくりを。
秋は例年研修繁忙期ゆえ、
日々お仕事に励んでおります。
昨日の誕生日は、
自分の中で「自分が主人公になる」という、
私の中のかなりのエッジを越えるイベントでした。
なんだかありがたさとくすぐったさがありました。
そして、
今日はがっつり仕事モード。
アポからの移動中に見上げた空がなんか違ってました。
すこーんと。
冗談抜きで、
新しい空気、新しい世界、新しいスタートなんだなぁって思いました。
私たちは自分が見たいように世界を見てる。
満員電車で心が荒むこともあるし、
仕事のやり方で
「なにそれ!ちがうだろー!!」
とイラっとくることもある。
(プロ意識のない相手だと、
がっかりさせられます。。。)
だけどわたしは、
そんなのもひっくるめて、
見上げた空のこれでもかってくらいの青さに
ワンダホーってご機嫌になったり、
空気がひんやりとしてクリアな夜空の
星の瞬きにきゅんとなったり、
寒さで縮こまりながら歩いてるときに
ふと訪れるあたたかな陽射しの柔らかさに
ほんわかしたり。
そんな日常のふとした瞬間に訪れる、
奇跡的なはからいに気づきながら、
やっぱり人生ってステキだー
なんてありがたいんだー
ってがっつり感動しながら生きていきたい。
そう思ったら、毎日はなんてスペシャルなんだろう。
そんなことを考えています。
感謝とともに。






