【さとうさんの仕事。おじさまの本音にグッとくる編。】
独立する前の、比較的若い時期から、
管理職向けの部下育成研修も担当しておりました。
独立してからも、ご縁をいただき、
管理職向けのマネジメント力向上プログラムを
担当させていただくことが増えました。
それは、管理職の意識変革を通して、
組織の風土改革を行っていくものなのですが、
この仕事も好きなおしごとです。
金曜日、とある企業のプログラム。
半年間ご一緒してきた部長さんたち。
セッションの終わりに、しみじみと
こんなことを口にされました。
「これまで、部下との信頼関係が大事って
散々言ってきた。
わかってるつもりだった。
だけど、本当に信頼していたら、
もっと仕事を任せているんじゃないかって。
任せきれていない、
しかも、自分のやり方を押しつけている、
そんな自分に気づいた」
「自分の本当の課題は、プライドの高さだった」
「組織が変わる、は主語が違うんだ、と。
一人ひとりが変わることなんだ、と。
頭ではわかってたつもりだったけれど、
これまでは結局のところ、
私たちは単なる『評論家』だった。
会社を変える、ってことが
自分ごとになっていなくて、
当事者意識がなかったことを痛感した」
そして、
ファシリテーターをしていた私は
思わず
「おめでとうございます」
と言ってしまいました。
だって、
なんてステキな気づきなんだろうって。
こころが動きました。
だって。
気づいたら、変われるから。
もう、変化ははじまっているから。
そういう瞬間に立ち会えることは、
しあわせなことだと思っています。
ありがとうございます。
