楽しい時間というものはあっという間に過ぎるものだ。僕の落ち込んでいた気持ちも少しはましになり、気づかないうちに笑顔も戻ってきたようだ。その様子に気づいたジョージは僕をフロアーへ連れ出した。クラブという場所が初めてなら踊る事も初めて。そんな僕でもアルコールに背中を押され、おもいきって踊ることができた。
しかし、踊ってはみたもののやはり初体験。リズムに合わないようで、急に周りの目が気になり恥ずかしくなった。誰もそんなこと気にしないんだけど、田舎から出てきたという事に常に僕は負い目を感じていて、やはり東京の人達は違うんだと思っていたからよけいに恥ずかしくなったんだと思う。
ベンチへ戻ろうとジョージに合図をしようとしたその時、美樹ちゃんとみち子ちゃんがやってきた。2人が踊り出したら他の客たちの視線が集中した。そんなことは慣れてるといったふうに彼女達は気にもせず僕らと向かい合って踊った。その時は住んでる世界が違うんだろうなと感じた。
僕は明日遅番の仕事があるので終電で帰らなくてはならず、もっと楽しみたい衝動にかられはしたがその日は早めに帰る事にした。
「ジョージ、まだここにいるの?俺、明日もバイトあるからそろそろお店出て駅向かわないと終電間に合わないんだけど、どうする?」
「達也と一緒に帰るよ。私も学校あるからね」
美樹ちゃんたちのメールか電話番号を聞いて友達になりたかったのだが、東京へ出て間もない僕はまだ内気で恥ずかしさの方が強くて聞くことができなかった。せめて僕のアドレスだけでも渡したかったのだが、交換しようなんて言われてもないのにそうするのも厚かましいよなと心の中で葛藤していると、ジョージが横から
「達也と私はもう帰るけど、2人は明日休みなんでしょ、楽しんでいってね、Bye」
と言って、僕が話す機会を奪ってしまった。とりあえず終電まで時間もなかったので僕も一言だけ
「今日は2人に出会えて楽しかった。またね」と言ってその場を去った。
急ぎ足で駅へ向かう途中僕は思った。そうか、ジョージだったら連絡先知ってるはずだ。よく会ってたみたいだし。あとで聞いてみようと、まずは電車に飛び乗った。
「間に合ったねジョージ。あんな綺麗な友達がいたなんて知らなかったよ」
「クラブに行った時に知り合っただけだよ。普段は何してるかも知らないよ」
「えっ!もしかして連絡先とか知らないの?」
「何言ってる達也(笑)。あの店だけじゃなくて他の店でも会った事あるだけの顔見知りなだけだよ。外で遊んだこともないよ」
がっかりした僕は、またあの店に行けば会えるんじゃないかともやもやした気持ちで電車の窓を見つめた。そして今日少しだけでも別れた彼女を忘れて心の底から楽しんていたことを思い出した。
しかし、踊ってはみたもののやはり初体験。リズムに合わないようで、急に周りの目が気になり恥ずかしくなった。誰もそんなこと気にしないんだけど、田舎から出てきたという事に常に僕は負い目を感じていて、やはり東京の人達は違うんだと思っていたからよけいに恥ずかしくなったんだと思う。
ベンチへ戻ろうとジョージに合図をしようとしたその時、美樹ちゃんとみち子ちゃんがやってきた。2人が踊り出したら他の客たちの視線が集中した。そんなことは慣れてるといったふうに彼女達は気にもせず僕らと向かい合って踊った。その時は住んでる世界が違うんだろうなと感じた。
僕は明日遅番の仕事があるので終電で帰らなくてはならず、もっと楽しみたい衝動にかられはしたがその日は早めに帰る事にした。
「ジョージ、まだここにいるの?俺、明日もバイトあるからそろそろお店出て駅向かわないと終電間に合わないんだけど、どうする?」
「達也と一緒に帰るよ。私も学校あるからね」
美樹ちゃんたちのメールか電話番号を聞いて友達になりたかったのだが、東京へ出て間もない僕はまだ内気で恥ずかしさの方が強くて聞くことができなかった。せめて僕のアドレスだけでも渡したかったのだが、交換しようなんて言われてもないのにそうするのも厚かましいよなと心の中で葛藤していると、ジョージが横から
「達也と私はもう帰るけど、2人は明日休みなんでしょ、楽しんでいってね、Bye」
と言って、僕が話す機会を奪ってしまった。とりあえず終電まで時間もなかったので僕も一言だけ
「今日は2人に出会えて楽しかった。またね」と言ってその場を去った。
急ぎ足で駅へ向かう途中僕は思った。そうか、ジョージだったら連絡先知ってるはずだ。よく会ってたみたいだし。あとで聞いてみようと、まずは電車に飛び乗った。
「間に合ったねジョージ。あんな綺麗な友達がいたなんて知らなかったよ」
「クラブに行った時に知り合っただけだよ。普段は何してるかも知らないよ」
「えっ!もしかして連絡先とか知らないの?」
「何言ってる達也(笑)。あの店だけじゃなくて他の店でも会った事あるだけの顔見知りなだけだよ。外で遊んだこともないよ」
がっかりした僕は、またあの店に行けば会えるんじゃないかともやもやした気持ちで電車の窓を見つめた。そして今日少しだけでも別れた彼女を忘れて心の底から楽しんていたことを思い出した。