閑話休題。

さて、愛犬ココアを連れての避難生活はいよいよ広島県へと展開していくわけですが…

ここで我が子ココアの名前の由来を。

最初の方にも書きましたが始め男の子だと勘違いしていた私の付けた名前が
「健太」

女の子と判明して改名したのが

「ココア」

お気づきになられた方は相当な広島カープのファンでらっしゃいますね?
そうです。我らがカープの主砲、栗原健太選手の娘さんの名前をいただいております。

もちろん最初の健太は栗原健太選手そのもの。
前田健太投手の健太でもありました。

とにかく私の大好きなカープの主力二人のお名前をちょうだいしたいと思っての命名でした。

カープのスターのお嬢さんの名前をいただいたココアが、避難の旅ながら広島県へ上陸!

恐らく福島県から広島県まで旅した犬などそうはいないと思います。


生まれて4ヶ月にして1000キロを超す長旅を耐えたココアにも広島で素敵な出会いが待っているのでした。
ココアな日々-20110615162641.jpg
那須町での避難生活も5日が過ぎようとしていましたがテレビからの情報では原発からの放射線漏れは一向に改善されない様子。
さらにこの頃から日に日に成長していく(月齢5ヶ月)ココアに必要なフード等の入手も困難になる恐れが出てきてしまいました。
なんせ、ガソリンがなく山頂近くの別荘にいたため買い物は必要最小限の共同生活でしたから私達だけガソリンを使いペットショップへ行く訳にもいかなかったんですね。

そんな中、更なる避難者がやって来る予定もあるという事で犬連れの私達は別の避難場所を求めることにしました。

他のSNSサイトにて情報を収集し、次の避難場所で協力をいただく皆様もいらっしゃったので晴れた日曜の朝大変お世話になった那須町の別荘を離れることになりました。

放射線の恐怖から逃れる為に放射線の恐怖から立ち直った町への大移動。
栃木県から広島県への長旅です。
頑張れココア!!
ココアな日々-20110612204700.jpg
福島県から栃木県黒磯市までの避難の旅。
何とかココアにとって初めての長距離移動を乗り切り、まだ雪残る那須町へ到着しました。

この避難所はある大学教授さんが別荘を解放してくれたものです。

ここに5家族11人と一匹の生活。

私達にとって幸いだったのがこの別荘を管理している方が「捨て犬を殺させない会」の会員さんでご自身も捨て犬を保護し家族として迎え入れている方だということ。

私達が子犬のココアを連れての避難ということに温かい理解を示してくれました。
たださすがに全ての方が犬好きという訳ではないと思い、基本的に車の中のケージで妻とかわりばんこに世話するようにしておりました。

3月の那須町の夜はさすがに寒く夜が心配でしたが中に保温性の高いアクリル毛布を入れてあげて、ケージの周りも大判のタオルと毛布でビッチリと囲いました。さらに一番気温の下がる朝方は私が5時起きして抱っこしてあげるという毎日。

いろいろ調べた所犬は寒さには強いということでしたがさすがに子犬でしたから毎日心配でした。

しかしそんな私達を見かねてか、氷点下5℃を超えそうな予報のあった日は避難所の皆さんから建物に入れてあげたら?と嬉しい申し出があり、それに甘えることになりました。

すると、ココアの存在が他人同士の共同生活だった避難所暮らしに一つの癒やしを与えることになったのです。

代わる代わるココアを抱っこしてくれる避難所の皆さん。

ご好意からのことなんでしょうが、お菓子を与えるのは丁重にお断りしましたが…

すると抱っこしてくれる方々が「お腹空いてるんじゃないか?」
「外に出たがってるのでは?」
と、ココアの心配をしてくれるようになり先の見通しの立たない避難生活の不安をいっときでも忘れることが出来たようです。

この力は大人の人間には無いものです。

他人に気を使い不安なことや不満を全て自分の中にしまい込むのが人間。
そんな人間の中に自分の不安や不満を惜しげもなく爆発させる子犬のココア。

この天真爛漫な姿に皆さん何かしら感じるものがあったようです。