こんな筈じゃなかったなぁ。そんな呟きが漏れる私。
若い時って多分それなりに楽しかった筈、ぴちぴちしてて疲れなんて感じることも
なく、でもいつも何か物足りなくて大人になることを夢見ていた。
私は歳を取ることも悪くない、と思っていた。歳を重ねていくたびに広がる未知の
世界。どんな景色が広がるのか、それも楽しみだった。
私のシニア計画の中には「痛みを伴う」という言葉が欠落していた。でも、誰も教えてくれなかったのだから仕方ない。私の母は唯一私の先輩だけれど、母は痛いとかそんなことは一言も言わず庭いじりが好きで日がな草取りしたり草花を植えたりしていて、そんな母から「痛み」と言う言葉は窺い知れなかった。だから私は言おう。
歳をとることって、「痛み」とお友達なんだよ。って。でもわからないのよね。
私が「老いるときつい」と言うと息子も「俺もきつい」って言う。
(昨年の今頃の梅。来週は見に行こう)

去年の梅今年の梅に夢馳せる
こぞ