雪 | ryo's happy days

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思い切り人生を楽しむこと。これが全ての私。

凍てつく風の中ウオーキングに出かけた。といっても万歩計は5000歩未満。
昨夜従弟と長電話した。「耳鳴り」という言葉を忘れてお互いに「ノイズ?」
「幻聴?」などと暫し考えた。本当に最近言葉を忘れる。
 そこここに夜中の雪の名残あり
連載小説「CALL」21
 無言電話はマンションに越してから始まっている。マンションに越したとき電話番号も変わったんだった。とすれば、そんなに過去の友だちではないはず…。
 …と、すれば和恵さん? 彼女が少なからず近藤さんに好意を持ってたことは知っている。親切ごかしにしておきながら、実は自分と近藤さんのことを妬んでいるのかもしれない。どう考えても彼女以外に思い当たる人物はいなかった。
 近藤さんとは10日に1度は会った。
「美佐ちゃん、今日はえらくめかしてデート? 図星やろ」
 和恵の言葉がわざとらしく聞こえた。