今日は不要不急のお出かけです。とにかく早めに出てさっと済ませて帰宅予定。
昨日のサラリーマン川柳で結構笑った。
「誤って上司のコメントハート押す」
スマホの絵文字の!マークの横に❤︎マークが並んでおり、早押ししてつい❤︎を
送った経験は何度もある。上司ではないけれど..。

どこまでもついて来るよな梅の夜
◎連載小説「CALL」5
夫の死因は思い出したくもないが溺死だ。酒に酔って風呂に浸かったまま溺れたらしい、としかいいようがない。というのは、恒男が死んだその夜は、美佐は家にいなかったからだ。パート仲間と忘年会の真っ最中だったのだ。カラオケでさんざん盛り上がり、みんなと別れて今度は、近藤さんと二人きりの濃密な時間を過ごした。ホテルを出た後、もう一軒馴染みのスナックに寄ったから、帰宅したときは午前一時を廻っていたと思う。あれこれ言い訳を考えながらそっと玄関を開けたものの、居間に夫の気配はなく、どっと酔いがまわってしまったのだ。化粧も落とさず服のまま炬燵に潜り込み眠ってしまったので、夫の異変には全く気づかなかった。
けたたましい救急車の音、検死官や刑事の取り調べ、駆け込んできた娘の理恵の悲鳴、湯にふやけて倍近くに膨らんだ、しかも血だらけの恒男の体に取りすがり、狂ったように泣き叫ぶ。まさに修羅場だった。その声は今でもときたま蘇り、そんなとき、美佐は思わず両手で耳を塞ぐ。