ボイトレ | ryo's happy days

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思い切り人生を楽しむこと。これが全ての私。

今日はボイトレの日、大きな声でアベマリアを歌ってきました。
朝ドラ「come come every body」の曲
 come come every body
   how do you do and how are you
  want you have some candy
 one and two and three four five ここまでしか知りません。なつかしい曲
 この曲を知ってる人は、もうかなりの齢。今、朝ドラが面白い。
 手袋は結局せずにポケットに
連載小説「虹の輪」14
 サイレンを鳴らし走る救急車の中で俺はテキパキと動く隊員の邪魔にならぬように傍らの椅子に座っていた。あっというまに指に心拍を測るのか指サックをはめられ、腕に血圧計、はだけた胸に心電図の吸盤がつけられると映像が映し出された。バインダーを持った隊員が横に来て矢継ぎ早に質問を投げかけきた。
「この方の名前は」
「いえ、俺、知りません、ただいつも公園で会う人で」
「困りましたね。では、単なるお知り合いということで、取りあえずあなたの名前を聞かせてください」
「勝呂裕太(すぐろゆうた)です」
 言う端からバインダーに挿んだ用紙にボールペンを走らせる硬い音がした。
「この方の家の人とか連絡できる手段、ご存知ないですかねぇ」
「いえ、分りません、ただ、たぶん近くだと思います。毎日、公園で会いますから」
 隊員は男にしてはつぶらな小動物を思わせる目をしていて、確か、お笑い芸人に似た人がいると思った。真面目な仕事のわりにひょうきんな雰囲気が漂う。
「ほう、毎日?」
「はい、この一年半以上はほぼ毎日」
「休みなく?」
「はい、盆正月、雨、風、台風、関係なくほぼ毎日です」