
編集後記
春はそこまで来ている。と思いながらも昨年からのコロナという目に見えない魔物に怯え続ける日々です。今まで至極当然に過ごした当たり前の幸せは実はそうではなかったことを痛感しながらも、今、私たちがすべきことは何か、と考えても「自分の身は自分で守る」それしか解決策は思い当たりません。
ステイホームの日々に苛立ちを覚えていた頃はまだ人間らしさを失っていなかったかもしれません。先の見えない閉鎖的な生活に慣れて溺れそうな自分は、このまま朽ちていくのではと恐怖さえ感じていました。しかし落ち着いて考えてみた時、私たちには「書く」という手段がある。ということを思い出しました。長く続く自粛という我慢の日々の中「書く」ことで何かを発信したい!
強くそう願うのです。 (主宰 水木怜)
窓開けて春風旨し深呼吸