ふんわりとふんわりと透明のガラスの向こうからやってくる春の気配に 包まれて私は眠る そろそろ起きなくては そんな声が片隅に聞こえてはいるのだけれど うんうんって頷いているのは夢ごこちの私 やることはいっぱいあるでしょう ほら、起きて そんなにせかさないで わかってるけどもう少しだけ やります やります だけど もう少しだけこのままで