粉雪大好きな人と電話で長話 外は雪 止むことなく降り続く雪 私は大きく開いたベランダのガラスを隔てた 暖かな部屋で長話 耳元に響く笑い声に私も軽口を叩きながら 高笑い 外は粉雪 サクラソウは寒く無いのかな 可愛いピンクの花びらに粉雪が積もって 震えているというのに 電話の向こうで「またね」と言うから私も「またね」と言う 「ありがとう生存確認」と言って電話が切れた 粉雪はまだまだ止みそうもない。 静寂の中で耳元には楽しかった長電話の余韻