あっというまの水浸し

お気に入りのパンツもブラウスも

 

走る車の音さえ聞こえない

人の波の気配さえかき消されて

 

握りしめた傘の雫が腕を伝って

まるで水道の蛇口のように垂れている

 

街は消えてしまった

 

これが噂のゲリラ豪雨

私の初体験