購入したトイレをリビングに置いている。寝室も工具や浴室3ヶ所の荷物でいっぱいで,玄関からは通路の養生シートを敷きっぱなし。とりあえず1個購入して,これを設置したら次を買いに行く。

トイレと言えば,驚いたのは2年前に行ったドイツのトイレ。


どこのトイレもタンクレスなのである。アメリカのうちの周辺では商業施設を除き,個人宅では見たことがないと思う。つまり,水漏れでシーリングやボールタップを取り替えたりしないでいいのか...。

これはバイエルン地方のホリデーハウス。
本体は壁に設置されていて,床の掃除もしやすそう。これで200kg以上の重さを支えることができるのかな。

ちなみに,左側の斜め屋根の下はシャワールームになっていた。

こちらはノルドハウゼン(旧東ドイツ)のコテージ。
このコンパクトさ!左上のバーがたくさんついているハシゴ状のラックは,タオルをかけたり洗濯物を干したりするheated towel rack(towel warmer/towel rails)。乾燥させたり温めたりできるようになっている。

宿泊先ではムダに広く豪華なバスルームより,機能的でこじんまりとしたバスルームが使いやすいし,収納なんかのヒントも得られる。ブランドもののアメニティや歯磨きセットは要らない。シャンプーやソープも壁に取り付けてあれば棚も不要で,掃除の手間も大いに省ける。贅沢よりもラクな方がいい!

親戚宅のトイレはアフリカ風。英語フレーズは思いっきりアメリカですが(笑)。
家族の仕事の関係で子ども時代はガーナで暮らしていたから,家中アフリカンテイスト。7人も使用人がいて,門番は弓矢を持っていたそう。

タンクレスだと,バスルームのスペースも広くなり,修理も不要で掃除もラク。あのタンクの存在は機能丸出しで,どうにも...それに排水の曲がりくねったS字状の膨らみは大腸みたい。

ドイツのトイレはどこでもdual flushで大小のボタンがついていた。ボタンを指でプッシュというより,大小の円や楕円,四角形などのパネルを押さえる感じ。絵や言語表示でなく,形と大きさで誰でも推測できるユニバーサルデザイン!日本では漢字で大小とレバーの向きが書いてあったような...。

うちのトイレのレバーは折れたこともあり,5回ほど(3ヶ所)交換した。ボールタップの交換の際にはレバーのプラスチック部分が折れないように気をつけないといけない。数年前ブロンズのレバーに交換したらタンク内のクリーナーと反応し,ピーッという微音が出て,メタルが化学反応を起こして変色したこともあった。

タンクレス&水洗パネル,スタイリッシュ!

ドイツのトイレットペーパーの横には衛生用品を入れるビニールホルダーが壁に設置されていた。

この写真3枚のバスルームの壁は,いずれも白いタイルに茶色の目地で白が引き締まっていて清潔感がある。アメリカの家(うちの周辺)では壁までタイルというのは見たことがないような...。ヨーロッパの方がタイルをおしゃれに使いこなしているという気がする。

...残念ながら男性用のトイレは見る機会がなかった。

本日,うちのバスルームの改装も4日目。今朝は予定時刻より1時間も早く来てびっくり。昨日は水道業者(4人)とメインの業者さんが来て,慌ただしかった。

床は木目調のポーセリンタイルを購入した。平らでなくわずかに波打っているので,滑りにくいと思う。冬の長いミシガン,つるつるした触感と冷え冷えとする白い光沢よりも温かみのあるマットな自然色がいい。

マスターの装飾的なベースボードとベースシューは処分して床と同じタイルにする。ほこり掃除がメンドウだし,トイレやシャワーから万が一水が流れ出た時に傷むから...。さっきの話し合いでカーペットやフローリングとの継ぎ目にもマーブルのボードを入れることにした。

完全カスタマイズのバスルームで,「あと10インチ長く」とか「通常はこういう工事だけどどうする?」,「質問ある?」と頻繁に話し合いをしている。