3月に入ったというのに,実はうちにはまだクリスマスのお菓子がどっさりあって...お客さんに出してもなかなか減らない。賞味期限はどうなってるのか恐る恐る確認...大抵3月で切れるようだ。

 

こちらはドイツの親戚から贈られてきた缶入りのお菓子。

あらためて見ると,何て立派な缶なのか。渋い色でお城の風景が緻密に描かれている。金色のレリーフが施された高貴なデザイン。

お菓子は,グレイズ(白)のみとダークチョコレートがけが5枚ずつ入っている。こちらはグレイズの両面(直径10cm)。

平べったく茶色の面がガサガサしている感じといい,柔らかい食感といい,白い裏面はまさにシイタケ...!
日本の実家で自宅用に栽培しているシイタケ(乾燥した状態でこの大きさ)にそっくり。

 箱にプリントされた商品名はジンジャークッキーという訳語になっている。しかしこのしなっとした食感は,どこかで...こないだ食べた丸ぼうろ(これも実家から送られてきた)か。みつとショウガ入りの黒棒&白棒にも似ていて,これはコーヒーに合う!スパイス入りのドイツの伝統菓子なのに,懐かしい九州の味を思い出す。

 

缶が高級感にあふれているので,上等のお菓子に違いない。ドイツ語教師の友人に出すと,これは知っていると言っていた。お菓子類を整理するついでに,こないだ,ネットで検索。

「ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子,リープクーヘン(Lebkuchen)。ニュンベルグ(Nürnberg )地方の老舗店シュミット(SCHMIDT)が有名。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家も,リープクーヘンで作られている。長期保存できる」そうだ。

 

ドイツでは,シュトーレンと並ぶクリスマスのお菓子のようだ。いずれも大人向けか。

 

添付の成分表を翻訳し賞味期限を見ると,「Best before; ー Keep away from heat」と印刷してある。高温を避ければいつまでもいいってこと?ならば,引き続きテーブルの上に置きっぱなしにしておいていいのか。