アメリカのクラフト店で驚いたのが,年がら年中40%程度の割引クーポンがあるということ。


クリスマスの商品であっても,早いところでは8月から全品4割引になる。シーズンものは売り切れたら入荷がないのが普通なので,買いたい物は早めに買わねばならない。まぁ買いそびれても,翌年同じ商品が店舗に並ぶことが多いけれど...。


クーポン券は,基本的に一人1日1枚という決まりがあるが,郵送されてくるチラシ・メール・テキストメッセージ・ウェブサイトは全てコード番号が違うので,同じ割引で4点が購入可能だ。


しかし,近年はどの店でも割引き券が減ってきている。


JoAnn(大型クラフトチェーン店)では,2018年末に教員割引のシステムが終了。


Barns&Nobels(大型書店)も雑誌を除いては教員割引が使え(確か2割引),これは年間の会員料金よりもお得だった。昔は絵本でも小説でも学校とは関係のない本も購入できたので,日本へのお土産にもよく利用していた。


ちなみに,夫はカフェでコーヒーが教員割引になることもあったなぁ。


Michaelsという大型クラフトチェーン店 では,2020年の3月末でcompetitor coupons(競合割引券)が終了。これは,JoAnnが出すクーポン券でMichaelsで買い物ができるという素晴らしいシステム。いずれも年中40~60%引きのクーポン券は出しているが,JoAnnの方が圧倒的に割引率が高いクーポンを複数枚出しているので,このシステムにお世話になった人も多いだろう。ここの教員割引きも数年前に終了した。


もう1つのクラフト店Hobby Lobbyも毎日40%引きのクーポン券を出していたが,今年の2月末で終了してしまった。一人一点の4割引よりも,店舗全体で常にセールをやるからということだが...確かに50%引きも多くなったように思う。ただ,絶対にセールにならない商品も多いのが残念。ちなみに,Hobby Lobbyは前から教員割引も競合割引もなかった。


一方,割引き券に頼らず,店員さんによるサービスもある。


買った材料で作った物を店員さんに見せていたら,次のセール日やまだ値引きタグをつけていない割引商品なんかも教えてくれるようになった。そして,いつもかなり多めに裁断してくれる(10cm以上)。店員さんと仲良くなると,お互いに今作っているモノの話をする楽しみも出てくる。


ちなみに,オンラインショッピングでは,以前は消費税がかからなかったが,近年州税がかかるところが増えてきているようだ。


クラフトにおいては,Taylored Expressionsは2018年2月以降に課税されるようになったが,私が利用している他のオンラインショップでは課税なし。


新発売へのこだわりがなければ,ガレージセールやオンラインで中古品を探すのがよい。中古品といっても,数年前に発売されたというだけで,2割以下で新品が買えたりすることも。


特に,マルチ商法のStampin'upやClose to My Heart,Creative Memoriesは中古品しかないだろう。$30の新品であっても$5以下で買えます。ダウンラインに入るか,マルチの販売員になるか...いずれもマルチのシステムに入って大枚をはたくことになる。知人に,滞米の2年半で新車一台分のお金をクラフトに費やしたという人がいるが...マイノリティの専業主婦が最も沼にハマりやすいらしいですね...。


マルチ商法については,以前記事にも書いた。

ダイやスタンプは古過ぎるとデザインが洗練されておらず,ざっとした線やダサい絵柄が多い。一方,近年のダイやスタンプは変にデフォルメしたものが多くて...癖が強いので好みが分かれ,使いこなすのが難しいだけでなく飽きやすいと思う。


2010~2015年頃のスタンプやダイが好きだ。


ブラックフライデー(来週の金曜日)では,一年間全く値下げしないクラフトメーカーも大セールをする。既にセールが始まっているところも。おまけのギフトも,おまけ用に作られた安っぽいモノではなく,本当に良い物が多い。


最近の物価高には頭が痛いが...長く幅広く使える物を選びたい。