すっかり秋めいて過ごしやすくなりましたね。
家の近くの遊歩道の木々の葉も落ち始めています。
こんにちは、
心理カウンセラーのりんこ(栗原扶美子)です。
先日の続きです。
父は、入院してから目が虚ろで朦朧とした日が続き、
何を質問しても
「わからない・・・」
「覚えていない・・・」
を繰り返し、
腰や手を縛られ、
このまま何もわからなくなってしまうのだろうかと
不安になっていました。
けれど、ある日、
看護師さん、介護のケアマネージャーさん、
姉と私の4人で、今後の話し合いをしている時に
別の看護師さんが「これから脳の緊急手術をします、
医師の説明があるので来てください」と
走ってきたのです。
私は、「え?90歳で脳の手術?!
しかも手術をしますと言い切っていた・・・」
と一瞬、驚きつつ、
姉と「やっぱり・・・」と目を合わせました。
そして、あれよあれよという間に2人で
医師の前に座り、目の前にあるレントゲン写真に
釘付けになったのです。
「硬膜下血腫といって、頭蓋骨内に
じわじわと血液が溢ふれ、脳を圧迫している状態です。
この血液を手術で取ります、簡単な手術です。
穴を開けて管を通して血液を出すので
1時間で終わります。
この書類にサインをしてください。」
その医師の説明に、
簡単と言えど、手術をしないという選択肢はないんだと
理解しながらも
90歳の父が手術する不安を感じ
「は、はい・・・」と躊躇いながらサインをし
父を手術室へと見送りました。
で、なぜ、やっぱりと思ったのかというと、
父が5月に階段から落ちた時に
数か月でこういう症状が現れるかもしれないと
言われていたんです。
なので、救急搬送された時も、
看護師さんに伝えていたはずなのに
CTを撮っていなかった様なんですね。
だから、原因がわからないまま数日が経っていた。
なので、話し合いが始まる前に
姉が「1ヶ月ほど前に階段から落ちた時に
頭を打っているのでCTを撮ってください」
と再度お願いしていて
硬膜下血腫だったことがわかり
手術となったんです。
姉が言わなかったらどうなっていたのかと思うと
怖いです・・・。
・・・医師の説明通りに
手術室へ入ってから出るまでで1時間。
出てきた父は、頭からストローのような管が出ていて
そこから液体が・・・
(手術で取り切れなかった分、こうして出すそうですが)
怖がりで痛がりの私は若干、
いや、かなり引きました。
けれど、手術前には目が虚ろで朦朧としてた父とは、
別人かと思うくらい、目が輝き、
まるでお風呂上りの様にスッキリとしていて
素人目にも、父が元に戻っていることを確信しました。
正直、病院に対して
不信感を感じなかったわけではないけれど、
それでも、高齢の父の手術が無事に終わったこと
戻ったことに、心から感謝です。
その後、数日の間、
物忘れや日にちの間違いなどがあったのだけど
ほとんどが回復し、
帰宅に向けて衰えた筋肉をつけるために
リハビリが開始されました。
思えば・・・
父が硬膜下血腫にならなければ
父の言葉を聞くこともないままだったのだろうと思うと
父にはとても辛いことだったに違いないけれど
私にとって、とても大事な時間となりました。
もちろん、複雑な思いではあるけれど、
父の本当の思いが聞けたことを
とてもありがたく思います。
そして・・・
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