「嫌だけど、恥じゃない」
先日、20歳になった息子が言った言葉です。
こんにちは、
心理カウンセラーのりんこです。
私は、ずっと息子に対して罪悪感を抱え
「私のせい」「私が悪い」と思い込んでいました・・・。
***
私が抱えていた「罪悪感」・・・
それは、息子の低身長のこと。
1,000人に1人という現実を受け
母親の「私が悪い」「私のせい」「私の責任」そう思っては
ずっと自分を責めていました。
だから、
そんな息子に
かわいそうな思いをさせてはいけない
みじめな思をさせてはいけない
恥をかかせてはいけない
なんとかしなちゃ、どうにかして伸ばしてあげなくちゃと
必死でした。
というのも、
私も、ずっと低身長で
見知らぬ人に「ちっちぇ!」「チビ!」とバカにされたり、
通知表に必ず「発育不良」とか「栄養不良」などと
赤いペンで書かれたりするのが
悔しくて悲しくてたまらなかったからです。
そして、
そんな自分を恥ずかしと思ってたし
哀れだとも思っていたのです。
だから、
ましてや息子は男の子なのに
私と同じ思いをさせてしまうのかと思うと
それが辛くて悔しくてたまらなかった。
息子が生れる前から
私と同じになりませんように
私と同じように辛い思いをしませんようにと
どんなに願ったことだろう。
・・・
息子の低身長を確信していったのは、
標準で生まれた息子が、
少しずつ少しずつ標準身長から外れていったことだった。
病院に行き、
息子にとって苦痛以外のなにものでもない検査を受け
「毎日続けなければいけない自己注射の対象者」だと言われると
哀れに思っては落ち込んで、
自己注射をしなかった場合の将来の身長予測を
聞いては落ち込んだ。
自己注射には、リスクがあるので
親に選択の権利がある。
医師と相談し、散々悩んで
自己注射をしない方を選択した。
(ちなみに、今はその予測とピッタリ)
だから、
小さい時から、
食事には気を使って精一杯の努力をし
背が伸びるというサプリを見つけては
お金に糸目を付けずにせっせと買い
効果がみられなければ
そのサプリのせいにして
また違うサプリを試すという繰り返だった。
そんな私だったから
息子を、ずっと、
かわいそうな子
恥ずかしい思いをする子
そう思っていたんです。
だから、
息子も、自分の身長を気にするようになって
必死にご飯を食べようとするんだけど
思うように食べられなくて
自分を責めては嘆くようになっていった。
(それを見ているのがとても辛かったけど
その頃は、私が息子を追い込んでいるとは気がつかなかった)
やがて、「お母さんのせいだ」
そう言うようにもなっていきました。
(当然ですよね・・)
今思えば、
私は、自分のせいだと思いたくなくて
自分のせいだと思われたくなくて
必死だったんだなぁと思う。
けれど、
どんなに息子と必死にがんばっても
悪戦苦闘してもダメだった。
世の中には、
どんなに頑張っても
どうにもならいことがあるのだと知るまでに
どれだけ時間がかかっただろうか。
自分を諦めさせるまでに
自分を納得させるために
どれだけの年数がかかったのだろうか。
(この頃は、間違いなく、私と息子の運命を 恨んでいた)
・・・やがて、
私は、心を学び
現実がどうであれ誰のせいでもないのだと
これは運命としかとらえようにないのだと
自分の受け取り方次第でどうにでもなるのだと
思えるようになっていき
嘆く息子に
「バカにされたら、お母さんがいつでも殴り込んでやる!」
「どんな時も、お母さんは味方だからね!」
そう言うようになっていった。
やがて、
いつしか息子とも身長の話を
ほとんどしなくっていったのです。
・・・そして
先日、息子と見ていたTVのお笑いで
たまたま身長が低い話しが出ていた時・・・
何気なく私から
「私も、背が低いのが
恥ずかしくて恥ずかしくて嫌だったなぁ。
バカにされるのが悔しくてたまらなかったなぁ」
と言うと、
息子が
「俺も、前はバカにされるのが嫌だったし恥ずかしいと思ってた。
でも、今は嫌だけど恥じゃない。
たまに、知らない人がバカにしてきて、ムカつく時もあるけど、
バカにする方が恥なんだと知ったし
そんなこと友達も何も気にしていない。
この俺と友達でいてくれる」
そう答えた。
あんなに、自分を嫌がっていたのに
恥ずかしいと思っていたのに
ありのままの自分を受け入れて
息子は知らないうちに大人になっていた。
「本当にそう思う、大人になったね。
お母さんは、自分が背が低いことを
とても嫌だったし恥だと思っていた。
それがすんごく悲しかったし悔しかった。
自分では、どうにもならない悔しさがいっぱいあった。
だから、○○(息子)のことも同じ思いをするんじゃないかと
心配で必死だったよ。
自信を持って大丈夫!って思えたらよかったんだよね
言えたらよかったんだよね」
そう返すと
息子は、納得したように笑顔を返してくれた。
こんな時、いつも思うんです。
息子は、やはり私よりずっと大人で
私を成長させてくれるために生まれて来てくれたのでは
ないのだろうかと。
***
息子の身長は、今も相変わらず1,000人に1人の低身長で
たまに見知らぬ人にバカにされるという。
けれど、
それでも、20歳を楽しんでいるようだ。
春休みが終わった息子は
「あー、めんどくせー!(笑)」と言いながら
せっせと大学とバイトと若者らしい○○にハマっている^^
***
息子を、哀れだなんて
可愛そうだなんて
恥をかかせたくないだなんて
思わなくてもよかったんだよね。
心配なんかも
いらなかったんだよね。
大丈夫!って
いつも味方だよ!って見守っていれば
よかったんだよね。
本当は、
私が子どもの頃に低身長でバカにされて帰って来た時に
親に、何を言ってもスルーされたり
心ここにあらずで事務的に「大丈夫」ってしか言ってくれなくて
私のことはどうでもいいのかと思った。
悲しさや悔しさを
共有して欲しかった
わかって欲しかった。
親に心配して欲しかった
心からの「大丈夫」が欲しかった。
けれど、
1番、自分を「大丈夫」と思っていないのは
私自身だった。
ありのままの自分を認めてあげられないのは
私自身だった。
だから、
息子への罪悪感でいっぱいだったのだろうと思う。
・・・こうして、また1つ私の子どもの頃の未完の想いを
完了していくのだなぁと思います。
長くなりました
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
***
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