先日、私が夫の発達障害から来る妻がなる
「カサンドラ症候群」だったことを書きました。
書きながら過去を振り返っていたんだけど、
私の人生の後半、約20年の間は
それ以外にも、不安障害(不安神経症)
過敏性腸症候群、会食恐怖症、閉所恐怖症
広場恐怖症、パニック障害だったのです。
(過敏性腸症候群はまだ今も少し残っていますが)
それは、それぞれに症状が違うので、
どれも別々に名前がついているんだけど、
というか、
症状として表面化されているから別々に見えるけれど
でも、そのほとんどが
過緊張からの重度の恐怖症状ということでは共通していて
連鎖していったものだったんです。
どういうことかというと、
私の全ての始まりは、
30年前に外出先で突然、腹痛に襲われ
そのトラウマから「過敏性腸症候群」になり、
(急な腹痛に襲われ慢性的な下痢が続く)
また誰かと食事に行った時に
お腹が痛くなるのではないか
迷惑をかけてしまうのではないか
恥をかくのではないか
そういう私がバレたら嫌われてしまうのではないか
ダメな奴と思われてしまうのではないか
メンタル弱っつ!と思われるんじゃないか
という思いから「会食恐怖症」になり、
外出しても、
エレベーターで出られなくなるのではないか
映画館で出られなくなるのではないか
美容院で出られなくなるのではないか
(ケープをかけられるのを想像しただけでアウト)
歯医者で治療中に出られなくなるのではないかなどと
思いが加速し、
出入り口から遠くなると思うだけで
デパートの2階以上や地下、
スーパーの奥にさえ行けない
「閉所恐怖症」になり
出かけることが困難になった。
更に、閉じ込められる恐怖がない所でも、
人が多かったりする交差点や長蛇の列を見るだけで
怖さが襲ってきて「広場恐怖症」になった。
初めは、怖さだけだったけれど、
その怖さが重なって
呼吸が出来なくなったり息切れしたり
冷や汗が止まらなくなったり
めまいや動悸、不整脈が襲ってくるようになり
最後に「パニック障害」になっていた。
つまり、緊張が緊張を呼び、想像が想像を呼び
神経が過敏になり不安や恐怖が雪だるま式になって
過度に身構え、過剰に反応し
過緊張状態になっていったんです。
こんなに可愛い雪だるまならいいけれど・・
で、ですよ、思い返せば、
この異常な心理状態、精神状態は、
この時に始まったのではなく
すでに幼い頃に経験していた
親からの暴力や支配されていたあの時、
不安や恐怖で神経が過敏になり
「危険だ!守れ!」と過度に身構え
過剰に反応した過緊張状態と同じだった。
で、何故そうなってしまうのか詳しく説明すると、
例えば、慢性的に家庭が安心安全でなはかった
親から虐待されていた、
長期的にストレスにさらされていた
親がいつも喧嘩をしていた
親がいつも怒鳴っていた
親が暴力をふるっていた
とするならば、
いつ何が起きるんだろう
いつ怒鳴られるんだろう
いつ暴力を振るわれるんだろう
と無意識ではあるけれど常に不安を感じていたり
緊張している状態
過緊張の状態。
私も、いつ父に怒鳴られるんだろう
暴力を振るわれるんだろう
母に怒られるんだろう
暴言を吐かれるんだろう
冷たい目で見られるんだろう
姉と比較されるんだろう
痛い目に合うんだろう
と本当に気が抜けない状態だった。
自分を守るために
常に気を張って構えている
危険注意のアラームが鳴っているという感じ
でなければ、両親から自分を
守ることが出来なかったから。
助けて貰えない
1人で頑張るしかない
自分で自分を守るしかないとするならば
神経も過敏になる。
その状態が、大人になっても無意識に
身についたままで、
あくまでも無意識ではあるけれど、
そもそもが過緊張の状態なのに
その上に過敏性腸症候群になりストレスフルになり
神経が過敏だったのに更に過敏になったら、
「もっと守れ!」と脳や無意識が指令を出すのは
ごく普通のことだと思うんですよね。
何度も書くけど、
だって、今まで誰にも誰も守って貰えなかったから
自分を全力で守るしかないから。
子どもの頃から、
守って貰いたい人に守って貰えない・・
という以前に、
守って貰いたい人から攻撃を受けるということの
恐怖とショックと悲しみは底知れないものだから
神経が過敏になって当たり前なのですよね
小さなことにも過敏になって
自分を守ろうとするのは当然のこと。
だから、
社会に出て何かあったとしても
誰も助けてくれないと無意識に思うし
何とかなるなんて思えない
それが重なれば、パニックになって当然
パニック障害になって当然だと思う。
ちなみに、
普通に育った人は、何とかなると思えるし、
誰も助けてくれないという風には思わないらしい。
(ふつうの概念はそれぞれだと思うけど)
私は、↑これを知ってビックリしたことを覚えている、
私の頭の中には無かったことだし、
真逆のことだったから。
だからというか、思えば、
毒親育ちやアダルトチルドレンの私たちは
総体的に「精神的に弱い」という風に
みられてしまうことも多いんだけど、
本当は、過酷な環境の中で育ち、
誰にも頼れずに孤独で戦ってきたために
エネルギーを使い果たし
神経をすり減らし
「精神的に弱ってしまった」
「精神的に衰弱してしまった」という方が
正しいのではないかと思う。
で、そんな過酷な環境の中で生きてきたのだから
決して、「弱くなんかない」のだとも思う。
私は、親から散々、
「お前は弱虫だ!」と言われ続けて
私は弱虫なんだと思い込んで生きて来たんだけど、
これを知って目から鱗でした。
で、私がどうやって克服したのかというと、
親とのかかわりで、学んでしまった
「誰からも助けけて貰えない」
「1人で頑張らなければいけない」
という長年の間違った思い込みを知って
本当は、
「助けて!」と言えば、助けてくれる人がいる
「1人で頑張らなくてもいい」
「甘えてもいい」
「頼ってもいい」
「人は優しい」
と知ったから。
「そんな当たり前のことを知らなかっただけ」と
知ったから。
そして、
自分を信じて周りを信じて
カミングアウトしていったから。
幼い頃から、
信じて貰いたい親に信じて貰えず
そして、親を信じられず
自分を信じられなかったのだから
周りを信じられるはずなんてなかった
だから、1人で頑張るしかなかったんだよね。
なので、
例えば、何年も行けなかった美容院で、
(行けたとしても勇気を出して10分クイック店だった)
「パニック障害だからケープがダメ」というと
タオルだけを緩くまいてくれて
何度も「大丈夫?ダメだったら言ってくださいね
すぐ取りますから」と気遣ってくれ、
それでもダメで冷や汗をかき始めると
寒いのに窓を開け、扇風機を持ってきてくれる
その優しさに触れ、緊張が解けていった
歯医者で伝えると、
「ダメだったらすぐやめるから、
手を挙げてくださいね」と、
麻酔が怖いというと
「美味しいバナナ味がありますよ」と
子供向けの麻酔を用意してくれて
その気遣いに緊張が溶けていった
息子の為にと必死に行ったディズニーランド、
どのアトラクションもダメで
せめて「ミッキーの家」に入りたいとお願いしたら
インカムで全員に連絡してくれて
常に誰かが側にいて見守ってくれて
その場その場の出口を教えてくれて
怖いながらも、見守っていてくれる安心感と嬉しさに
泣きそうになった。
そんなことを
1つ1つ重ねていった。
人に頼ってもいいんだ
甘えてもいいんだ
助けてって言ってもいいんだ
1人で頑張らなくてもいいんだ
何かあった時は助けて貰えるんだ
人を信じてもいいんだ
人は優しいんだ
そう思える経験を重ねていった。
そうやって、
出会った人に解いてもらっていった
溶かしてもらっていった。
もう、子どもの頃から、
自分を守るために、常に気を張って構え
危険注意のアラームを鳴らしていなくてもいいのだと、
誰かに助けて貰ってもいいのだと
1人で頑張らなくてもいいのだと、
あれは、終わったのだと
もう、過去なのだと。
☆アダルトチルドレンとは
主に、子どもの頃「機能不全家族」など、機能を果たしていない家族
安心安全ではない家族の中で育ち、傷つき、感情を抑圧したり、
誰かのために生きたり、自己否定をしたり、ありのままの自分で
いられないなど、深いトラウマを持ち、今でも人間関係や親子関係に
苦しんだり、生きづらさを持つ大人のこと。
☆毒親について
主に、過干渉、支配、価値観の押し付け、過度な管理、暴言、暴力
虐待、存在の無視、愛情の欠落、個性や考え方などの否定など、
こうした毒親に翻弄された子どもが、大人になってもその影響により
生きづらさや悩みを抱えて生きている人を、アダルトチルドレン・
毒親育ちと言われています。
あなたも自由に生きられますように・・

