先日、TVで解離性同一性障害(多重人格)のことを
取り上げていて、とても興味深く拝見しました。
こちらに関しては、以前にも何度か
TVで取り上げられてはいたものの
ただ淡々と日常の症状を伝える内容ばかりで、
(あくまでも私の感想)
いつも肩透かしを感じていたのだけど、
今回は、違ったのです。
それは、そもそも女性でありながら、
性同一性障害のため、今は、男性として生き、
その上で、10人の人格を持つharuさん(23歳)という人の
日常を追いながら、
なぜ解離性同一性障害になっていったのか
ということにまでスポットを当て、
そして、医師がかけた言葉により
自分で気づき、前を向いていく様子が描かれていたのです。
60分程の短い時間ではあったけれど、
haruさんのこれまでの人生がギュと詰まっていて
やはり人は、こうして心の病になっていき
そして、こうして回復していくのだと実感しました。
ちなみに、解離性同一性障害とは、
1人の人間の中に、全く別の性別、性格、記憶などを持つ
複数の人格が現れる症状のことです。
そう、生きるため、自分を守るための
無意識に解離させ頭の中に別人格を登場させる
それが解離性同一性障害です。
こんにちは
心理カウンセラーのりんこ(栗原扶美子)です。
それは、
『家に帰ったはずが、全然知らない所にいたり
勉強していたはずが、突然外に出ていたりします・・・
知らぬ間に別の人格が現れ、勝手に行動する
しかも、その人格が10人も存在する・・・』
そんな言葉から始まりました。
取材中も、その時々で急に
主人格の大人の男性「haru」になったり
まとめ役の「洋祐」になったり
16歳の女子高生「結衣」になったり
25歳男性のエンジニア「圭一」になったり
飛行機好きの6歳の男の子「はると」になったりと
しぐさも表情も口調も変わり
演技をしているようにしか見えないのだけれど、
(よく言われるとのこと)
本人は、別人格をコントロールすることは出来なくて
その時の場面に反応して出てくるのだという。
でね、そもそもなぜ10人もの人格が現れたのかというと
やはり、これまでの人生が
深く関係していたのです。
ここ外せないので
長いけどあらすじから書いていきますね。
女の子として生まれたharuさんの両親は共働き、
同居していた教育熱心で厳しい祖母のしつけで
幼い頃からしっかりしていたが、
祖母の扉の閉め方で一日の機嫌が解るようになり
祖母や母親の顔色や機嫌にとても敏感になる。
(祖母の影響が大きかったと話していました)
やがて、女の子であることに違和感を覚え
赤いランドセルに違和感を持つ。
テストでいい点を取っていれば
周りの大人が喜んでくれるからと
勉強だけを心の支えにするようになり、
行儀の悪いことやいたずらをしようとすると
頭の中で男性が注意する声が聞こえるようになる。
小6の頃、両親が離婚し母と暮らすが、父が死去
そして、友人が自殺し、メンタルが崩れ始め
中2で、鬱病となり不登校になる。
鬱病が治り、高校に行くようになるが
あることがきっかけで
女性として生きなければならないことに葛藤する。
勉強した記憶もテストの問題を解いた記憶もないのに
テストで100点を取るようになったり
気が付くと10時間たっていたり
全く知らない場所にいたりと
1日のうち記憶を保っている時間が短くなっていき、
その様子を見ていた高校の先生からの助言で受診し
解離性同一性障害だと診断される。
解離性同一性障害というものに対して
とても怖いイメージがあったため
早くなくしたいと思ったが医師から
「その人格たちは、君を守るために生まれてきた
無理に消すことはない
無理に統合することはない」
と言われ、
そこで、初めて意識が飛んでいた時の
自分の中の様々な別人格の存在を
認識することが出来るようになり
それまでの不思議な症状に納得していく。
その言葉がターニングポイントとなり
その10人の人格をそのまま受け入れ
今もその頭の中の人格たちと共にいるのだという。
振り返ってみれば、
幼い頃から、心と体のギャップがあり、
16歳の時、あることがきっかけで
心は男性なのに女性として生きなければいけない
という葛藤があった時、
意識を解離させて頭の中で別人格の女性をつくることで
その苦痛から回避するために・・・16歳の結衣が生まれ
淋しさを埋めるために・・・洋祐
小学校に上がる不安と黒のランドセルへの憧れで・・・はると
受験へのプレッシャーで・・・圭一
など場面場面で辛い苦しいと感じるときに
自分を切り離し人格をたくさんつくり出すことに
なったのではないかという。
それは、今までの家庭環境だったり
友達の死のことだったりと、
きっと彼らは自分を守るために生まれて来たのであって
一応、自分が作った人格ではあるけれど
でも、自分を守るために生まれて来たのではないかという。
そして、今でも、鬱の時は死を意識することがあるけれど、
頭の中の別人格に
「死なないで」
「生きてるだけで花丸だよ」
「今日は、生きてるだけで花丸だった」
とずっと励まされ
生きる勇気を貰っているのだという。
・・・
つまり、その辛い現実や怖れから逃れるために
無意識に解離させ、その場その場で別人格をつくることで
現実から逃避させ自分を守ろうとしてきたということ、
そこまでしなければ生きていられないほど
辛く苦しい中にいたということなのだと思います。
それは、
他者からの過剰な否定により
過剰な自己否定となり
ありのままでいることは許されない
あるがままでは愛されない
自分であってはいけない
自分らしくあってはいけない
自由であってはいけないと禁止し、
自分以外の何かにならなければ
自分を守れない
生きていてはいけない
そう幼い頃に無意識に誓ってしまった
ということなのかもしれません。
やはり、人が病んでいくにはきっかけがあって
まずは、そこを知ること、
そして、あくまでも、
自分が自分を否定してしまったのだから
自分で自分を受け入れてあげること
ありのままを受けいれてあげること
あるがままを許してあげることで
人は前を向いて生きていくことが
出来るのだと思います。
そしてそれは、解離性同一性障害のみならず
例えば、不安障害ならば、先に不安になることで、
鬱であるならば、思考を停止させたりすることで、
自分を守ろうとしているということ、
生まれた時から備わっている
無意識の自己防衛なのだと思います。
だから、haruさんの様に、
その存在を排除しようとするのではなく
感謝をするところから始めてみる
あるいは、受け入れて共存してみるということから
始めてみるといいのかもしれません。
私も、予期不安や広場恐怖、
パニック障害などもありましたが
(今もまだ少しだけ残っています)
そのどれもが間違いなく
自分自身を守ろうとしていたということなのだと
改めて思います。
でね、
最後にharuさんが、
世の中には生きづらい人がたくさんいると思うのだけど、
自分は頭の中の洋祐にいつも
「生きているだけで花丸だよ」
と言われ続けて生きて来れたので
それをみんなに伝えられたらと力強く
話していたのが印象的でした。
もしかしたらそれはきっと、
辛い中で生きてきたからこその
「洋祐」を通してではあるけれど
haruさん自身からの言葉なのかもしれません。
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