新小4、2021年入試報告会@サピックス | ゆっくり楽しく中学受験2024年〜転勤族の「ちょうどいい暮らし探し」

ゆっくり楽しく中学受験2024年〜転勤族の「ちょうどいい暮らし探し」

2021年終了組の姉はN→四谷大塚系小規模塾で受験終了。2024年中学受験するのか(!?)の弟はサピ通塾開始。転勤族の中学受験を綴ります。

小6年(ハリ子)は日能研→四谷大塚系小規模塾で2021年受験終了。新小4息子(クワ太)はサピックスへ通塾開始。パパは単身赴任中。子どもたちの「学び」をサポートしつつ、家族にとって、私にとって、ちょうどいい暮らしを探す毎日を綴っています。

 

 

 

おはようございますウインク

 

 

 

先週、ようやくサピックス2021年入試報告会の動画を視聴しましたので、来年以降の自身にために備忘録を残しておこうと思います。3月初旬に早稲アカ入試報告会の方が分かりやすいかもしれません(笑)


 

 

 

早稲アカ・サピックス・日能研(一部)の入試報告会を視聴して、個人的には早稲アカが一番スタンダードで分かりやすいと思います。時間も各ファイルが15分で、ちょうどいい長さでした。

 

 


 

サピックスは、手元の資料を見ながら聞いていましたが、先生が淡々と話し続けるので飽きやすく、20分を超える動画もあって多少冗長な印象がありました。





日能研は、「なぜ私学か」と言う基調講演から始まるので、第一子の受験勉強が始まった新4年生の保護者には最適かと思います。時間が無ければ、私は早稲アカの報告会を聞くと思いますウインク

 

 

 

熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま

 

 


【総括(入試動向)】

 

 〇2021年受験は、受験規模は昨年同様であったが、地元志向・安全志向が強い受験であった。

 

 〇「地元志向」→埼玉・千葉のみで受験を終えた受験生も多かった。一方、埼玉・千葉の出願者(受験者)の減少幅が大きく、県外受験を絞る傾向が見られた。また、地元の伝統校が見直され受験者が増えた。例)晃華・実践・山脇

 

 〇「安全志向」→2021年組はもともと安全志向が強い家庭が多かったが、学校見学ができない影響でチャレンジ受験がさらに減ったのでは。S50以上で志願者が増加したのは、駒東・海城①・芝①・桜蔭・フェリス・鷗友①の5校のみ。一方、前半で進学先を抑え、後半の日程でチャレンジする傾向が強まった。

 

 〇「地元志向+安全志向」→最上位の転戦が見られなかった。

  例)渋幕受験者はー17.9%。但し2次は定員通りであるため、本命受験が多いことが分かる。

 

 〇午後入試は、独協・神大・広尾小石川の参入が特筆されるが、特に女子の2月午後受験が増加した。農大一校が安定して人気。一方、算数の1科入試はボラティリティの高さから避けられた。但し、世田谷・巣鴨は以前として倍率が高い。

 

 〇大学附属は、日程の早い学校は避けられる傾向にあった。但し、2/3の慶応は以前高い人気。日大・明大の附属に人気が集まった。

 

 〇サピックスからのメッセージ:

  「オンラインやオンディマンドの学校説明会が続くと予想されるが、学習の動機付けとなるため、子ども達が6年生になる前にぜひ学校を見せて欲しい。新6年生は、学校の周りを歩く、通学路を辿るだけでも良いので、とにかく学校に行って欲しい。」

  「両親が共働きでサポートができないと言う相談を受けるが、子どものノートを開く、向き合って話し子どもの様子を把握するなど、少しの声かけで良いので目を向けてあげて欲しい。」

 

 

 

【算数】

 

 全体的な傾向を項目別に説明し、実際の入試問題を紹介していました。紹介される学校は、桜蔭・武蔵・筑駒など最難関校ばかり(笑)。

 

 〇出題傾向としては以下の5点。

  ①2021を話題としたもの(43x47。隣会う素数の積)

       ②補助線や作図が必要な問題。丁寧に自分で作図する能力が求められる。例)武蔵・筑附、早稲田

  ③難易度の高い場合の数。例)桜蔭

  ④展開図やサイコロの問題。知っていると有利な知識が増え、覚える範囲が増えてしまう傾向。

  ⑤指導要領の変更に伴う出題。中央値・平均値・プログラミングなど。

 

 〇サピックスからのメッセージ:

  「出題全体の8-9割は典型題。6年夏までは過去問を解くのではなく、典型題を複数の解き方でマスターし、反射的に解けるようになるまで学習して欲しい。過去問重視の学習は、覚える範囲が増えるためおススメしない。子どもが何を学習してきたのか、家で説明してもらって話を聞いてあげて欲しい。」

 

 

 

【国語】

 

 「文章傾向」と「設問傾向」に分けて、実際の入試問題を紹介しながら解説されていました。

 

 〇「文章傾向」:開成や桜蔭などの最難関校で文章難易度の低下がみられた。ある程度平易な文を深く読み込む力を問う意図か?文章から丁寧に情報を収集する力が求められる。

 

 〇「設問傾向」:市川の大問1⃣と2⃣を併せて解答を求められる問題や、雙葉の味噌汁の作り方の問題などが新しくみられた傾向の設問。

 

 〇サピックスからのメッセージ:

  「勉強だけではなく、生活の中で言葉の幅を広げて欲しい。世の中の話題にアンテナを張り、一見無駄なことも吸収することで知識の幅を広げて欲しい。」

 

 

 

【理科】

 「全体的に難易度が下がったが、各校平均点は例年と変わらないことから、受験者平均と合格者平均の差が小さく、理科では差が付きにくい傾向にあったと思う。基礎がおろそかになっている生徒は思わぬところで足をすくわれたと思われる」と冒頭で解説があり、その後、物理・化学など分社別にどのような出題が見られたか紹介していました。

 

 〇「物理」:豊島岡の豆電球とLEDの設問など、一見計算問題のように見えるが、グラフの読み取りで解く設問が見られた。

 

 〇「化学」:複数の反応を組み合わせて難易度を上げる問題が各校で見られた。中和反応+濃度、複数の中和反応の組み合わせなど。

 

 〇「生物」:読み取り・判断・分析を求める設問。身近な生物に関する出題が見られた。

 

 〇「地学」:天体の出題が減り、気象の出題が増えた。天体の時事問題からの出題が少なかったのは、内容的に難易度の適当な問題が作りにくかったためだと思われる。(今年だけの傾向では?)

 

 〇サピックスからのメッセージ:

  「読み取り問題が多いが、それだけを学習するのではなく、目の前にあることを丁寧に学習して欲しい。読み取り対策は、6年生でも7:3の割合(多い方が基礎問題・典型題)で良い。」

 

 

 

【社会】

 

 分野別の割合、傾向、難易度に大きな変化はなく、「どういう子に入って欲しいか」と言う学校が求める生徒像が鮮明になりごまかしがきかない入試だったと思うとの感想が冒頭に紹介され、その後、求められる能力について、実際の出題を紹介しながら説明がありました。

 

 〇出題傾向、求められる能力は以下の4つ。

  ①読解力・知識を結びつける力。例)開成の選挙制度の問題。

  ②多面的な視野。例)豊島岡の百姓一揆の連判状の問題。

  ③小学生であることに安住しない姿勢。

  ④時事問題の知識。新型コロナに関する出題、国際社会に関する出題、SDGsについての出題。

 

 〇サピックスからのメッセージ:

  「きちんと日々の努力を重ねること。知らないことは考えられないし、知らないことには疑問を持つことができないので、まずは知ることが大切。そして、学習したことと社会のつながりを考え、相手に正しく伝える能力を鍛えるため、子どもの話を聞いてあげて欲しい。子どもの言葉を『待ち』『否定しない』ことで能力を伸ばしてあげて欲しい。親の接し方で子どもの伸びしろが違うことを理解して欲しい。」

 

 

熊しっぽ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊からだ熊あたま

 

 

と言うことで、今年度の入試報告会記事はおしまいですラブラブ

 

 

 

サピックスの先生方は、「塾にお任せください」と言うことは決して言わず、「ご家庭で~」「お子さんとの話してください」とどの先生もおっしゃっているのが印象的でした。




冒頭に「共働きで丁寧なサポートができない」と言う相談に対する回答がありましたが、それもやはり少しでも接して欲しいと言うお答えでしたし・・・。クワ太の話をしっかり聞いて、理解を深めながらこれからの3年を過ごさないとと改めて思いました。





中学生になれば必然的に親離れするでしょうし、息子との最後の蜜月だと思って寄り添いたいと思います。なかなか忍耐力が必要なんですけどね〜💦

 

 

 


ではでは。

良い一日をお過ごしくださいキラキラ