小6年(ハリ子)は日能研→四谷大塚系小規模塾で2021年受験終了。新小4息子(クワ太)はサピックスへ通塾開始。パパは単身赴任中。子どもたちの「学び」をサポートしつつ、家族にとって、私にとって、ちょうどいい暮らしを探す毎日を綴っています。
おはようございます
昨日は、愛知県の友人から息子さんの第一志望高校合格の吉報が届き、本当にほっとしました。転勤先で知り合い、大変な状況の中で一緒に過ごしたご縁もあり、ずっと応援していたご家族だったので、本当に嬉しかったです3年後、東京の大学に進学するようなら、おせっかいおばさんを買って出ようと思います(笑)。
中学受験が終わったハリ子は、ポケーっと毎日を過ごしていますが、主人からは「勉強は入学してからでいいけど、本は読んでね」と言われており、主人の「おススメの本10冊」と言うリストが送られてきました(←単身赴任中)。
山本有三 路傍の石
山本有三 真実一路
山本周五郎 さぶ
山本周五郎 赤ひげ診療譚
太宰治 走れメロス
宮沢賢治 銀河鉄道の夜
志賀直哉 清兵衛と瓢箪
コエーリョ アルケミスト
サリンジャー ライ麦畑でつかまえて
ヘミングウェイ 老人と海
我が家には主人の蔵書があるので、本棚から取り出してハリ子の本棚に並べておきましたが・・・(笑)。ハリ子は、まず薄い本からと『老人と海』を手に取り、23ページまで読むと・・・
「これ面白くないー。野球とか、ルール分からないし、知らないし。」
と放り出す(笑)。そして、『銀河鉄道の夜』。1/5ほどは読んだようですが、
「つまらない・・・。土蔵とか、そういう昔の話、苦手💦」
と横に置く。。。父の心、子知らずですな💦純文学、名作と言われる本も中学高校の6年間では触れて欲しいと思いますが、もう少し精神的な成長が必要なようです。幸い、家の本棚にそういう本はたっぷりありますので、いつか手に取ってくれることを願っています。
でも、ハリ子は本を読むことは好きなので、私が最近読んだこちらの本をおススメしたら、「面白い」と集中して読んでいました。昨年、灘中学の入試問題で扱われた本です。
母子家庭で生活保護を受ける女の子と、必死の受験勉強で最難関中学に合格したものの深海魚となり公立へ転出した男の子のお話です。裕福な(ある意味一般的な子どもに中学受験をさせることができる)家庭と、生活保護を受ける母子家庭。「あちら側」と「こちら側」。読書が擬体験の場であるならば、中学生ぐらいのわが子にぜひ読んでもらいたい一冊です。私も久しぶりに感動と言うか、主人公の二人に感情移入して、最後は涙ながらに文章をかみしめました。
ハリ子に「あなたもあちら側の住人なのよ。しっかり考えて読んでね」と伝えたら、
「考えるのは2回目に読んだときにね~。とりあえず、先が気になる。」
とかなんとか。まずはストーリーを追うそうです(笑)。2回目に読んだときにしっかり考えて欲しいなぁ。今年のサピックスの入試報告会でも話がありましたが、近年の最難関校の国語の傾向として、文章自体の難易度を下げて深く考えさせる出題が見られるようですね。読みやすい本でいいので、思考する読書をして欲しいと思います。
新中学生におススメの本がありましたら、ぜひ教えてください
ではでは。
良い一日をお過ごしくださいね