早稲アカ秋フェス「共学有名校説明会」② 青山学院、渋谷教育学園渋谷 | ゆっくり楽しく中学受験2024年〜転勤族の「ちょうどいい暮らし探し」

ゆっくり楽しく中学受験2024年〜転勤族の「ちょうどいい暮らし探し」

2021年終了組の姉はN→四谷大塚系小規模塾で受験終了。2024年中学受験するのか(!?)の弟はサピ通塾開始。転勤族の中学受験を綴ります。

小4娘(ハリ子)と小1息子(クワ太)を子育て中のアラフォー専業主婦です。小4の娘は日能研に通い、中学受験勉強をスタート!子どもたちの「学び」をサポートしつつ、家族にとって、私にとって、ちょうどいい暮らしを探す毎日を綴っています。 

 
 
おはようございます照れ
 
 
しばらく更新が滞ってしまいましたが、前回の「共学有名校説明会」の続き、青山学院中等部と渋谷教育学園渋谷中のお話です。
 
 
青山学院中等部
 
①クラス編成
  ・男女ともに32名/クラス ✖ 8クラス。男女の座席が市松模様になることが原則。
 ・初等部より半数が進学してくるため、中1のみ、各クラス初等部組と中受組が半々となるように、クラスを編成。
 ・オリエンテーションなどを通し、初等部組と中学受験組のコミュニケーションを図る。中1後期までには、うまく混ざりあえるようになる。
 
 
②教育方針
 ・制服:女子はひだ付きスカートであれば自由。もともと制服がなく、生徒の希望で制服ができた経緯があり、緩い。
 
 ・校風:のびのび、自由。但し、中等部は携帯の持ち込みは禁止(不要と判断しているため)。
 
 ・宗教:キリスト教。2時間目と3時間目の間に15分の礼拝がある。そのほか、クリスマス礼拝や母の日の礼拝などがある。
  →礼拝を通して、自己肯定感を高め、自己の存在意義を感じることができると考えている。
 
 ・大学までの一貫教育:大学が隣接しているメリットを最大限に生かす。
  例)スタディールームでは、OG・OBの大学生が学習サポートにあたる。チャットルームで青学(大学)への外国人留学生との交流ランチなど。また、40時間まで青学(大学)の授業に参加可能。
 
 
③新校舎について
 ・新校舎は、教育センター型。すべての教科で、生徒が教科専門の教室へ行く形式。この方が、各教科の教室に、専門の教材が常に準備されている状況になり、授業を受けやすい環境が整備できる。電子黒板・ブルーレイ・WiFiは全教教室に設置。専科教室の隣には、教材や掲示物を置くメディアスペースを設けたほか、同じ階に、教員の部屋として、教科準備室を設置。質問等にいきやすい環境にしている。
 
 ・理科は、中等部は2回に1回は実験を行っている。
 
 
④進学について
 ・中等部から高等部へは95%程度が進学。
 ・高等部から大学へは80%程度が進学。
 ・ただし、基準を満たし希望すれば100%進学することができる。推薦を留保し、他校受験をすることはできない。
 
 

【渋谷教育学園渋谷中】
 
①学校目標
 ・「自調自考」の力を伸ばす。国際人としての資質を養い、高い倫理観を育てる。
 
 
②校風
 ・ゆるく、自由。禁止することを禁止している(笑)。
 ・なるべく自分で考えて、動くことができるよう、「ルール」を作らないようにしている。
 ・ゆえに、持ち込みはすべて許可。漫画もスマホも学校へ持ち込みすることができる。「使い方を自分で考えなさい」と言う発想。
 ・チャイムもならない。自分で時間の管理をすることができるように。
 
 
③学業について
 ・勉強については、自由ではない。(自由にすると、勉強しないから。)
 ・1日1時間程度の勉強となるような課題を出す。提出日は2-3週間先とし、30ページの宿題などを出す。提出日に合わせて、自分でスケジュール管理をしながら、進めていくように指導する。
 ・中1、中2は強制補習あり。中3からは、徐々に宿題が減り、「自分で何をすべきか考えよう」と促していく。
 
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と言うことで・・・
 
今まで、学校主催の説明会に伺うことがほとんどでしたが、同じ傾向の学校の説明を続けて伺うことができる今回のような合同説明会は、学校同士の比較がしやすいというメリットを強く感じました。学校の印象って、校舎などの設備、その日の自分のコンディションや天気などでも(笑)、かなり左右されますからね。。。
 
 
でも、その学校を紹介いただいたときに心に残る言葉は、実は、作り込まれたスライドや動画にあるのではなく、ふっと先生が話された一言にあるような気がします。
 
 
例えば、今回の合同説明会の場合、一番印象的だったのは渋渋。渋渋の先生だけが、スライドも動画も一切使わず、お話をするだけ。しかも、渋渋のパンフレットは、とてもシンプル。多分、今まで受け取った学校のパンフレットの中で、一番薄いです(=お金がかかっていない)。でも、例えば、渋渋の先生の、
 
 
「東大進学者が増えています。子どもたちに、学部研究をさせた上で進学を希望する学校を考えさせていますが、これはある意味、誘導していると言われれば、そうかもしれません。」
 
 
「生徒たちの実力が上がると、医学部進学希望者が増える傾向にあります。でも、学校としては、医学部は勧めません。中途半端な気持ちで希望できる職業ではないからです。」
 
 
「海外大学への進学者も多いですが、ほとんどが帰国子女です。中1から英語を始めて、海外へ進学するのは、学年で一人ぐらいです。」
 
 
と言うお言葉。正直で飾らない学校だなと、とても良い印象を受けました。


中学高校と言う守られた環境の中で、6年と言う時間をかけて自律を促し、自由と責任を教えてくれる学校なのだろうと思います。人気が高く、志望者が多いのも納得、と言う感じです。偏差値が高すぎて、届く気配もありませんけどね…(笑)
 
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と言うことで、今まで女子校ばかり見学してきましたが、有名共学校も魅力たっぷりでしたウインク
 
 
総じて、男女別学の学校は、情操教育や女性としてのキャリア教育を重視し、男女共学の学校は「グローバル社会において求められる21世紀型教育」を具現化している学校が多いように思います。


今まで、「我が子にどの学校があうのか」と言う視点で学校説明会に伺っていましたが、洗足の説明会を聞いたあたりから、「我が子にどういう教育を受けさせたいのか」「我が子が社会人として求められる資質を得るためには、どういう中学高等教育が必要なのか」と言う視点でも、学校を見るようになりました。
 
 
今、4年生のハリ子。
2年前と比べると、驚くほど成長しました。
受験まではまだ2年以上あります。その間にも成長するでしょう。


現時点での本人の第一志望校はそのままに、ハリ子の成長を見つめつつ、受験校やチャレンジ校を決めていければと思います。
 
 
ではでは。
暑苦しく語ってしまいました💦
 

良い一日をお過ごしください♪