日本人がまた空港で捕まった。
スーツケースの中に大麻が入っていたからだ。
本人は大麻をスーツケースに入れているとは気づいてなかったのかもしれない。
なぜなら、見かけはただの缶詰だったから。
ジャマイカには観光客を餌にしてるピンプとかジゴロとか呼ばれる人がいる。
親しげに話しかけてきては、ただで案内してあげるなどとうまい話をもちかけてくる。
「好きだ」
「愛してる」
「結婚しよう」
なんていうのも彼らの常套句で、目的を達成するためには手段は選ばない。
彼らの目的は大きく分けて3つある。
1. 滞在期間中に最大限お金を吸い尽くす
2. 大麻を運ばせる
3. 恋愛関係になり、相手の国に呼び寄せてもらう
今回捕まった人もピンプ達といる所を目撃されていたから、2番の目的で利用されたのだろう。
「僕日本に友達がいるんだけど、このコーヒーを渡してくれないかなあ」と言われると、
見た目はただの缶に入ったコーヒーにしか見えない品物だから、みんな簡単にOKしてしまう。
いい人だったし自分に好意を持ってくれてた人だから、まさか罠に陥れるようなことはしないだろうと。
ジャマイカでは色々お世話になったし、なんて気持ちも働いて。
そして、空港の荷物検査で現実を知ることになる。
私はいつも、日本人が空港で捕まったと聞くたびに胸が痛い。
知ってて運ぼうとした人はともかく、知らない間に運び屋にされてた人は気の毒だ。
誰を見ても疑ってかかるという技術を日本人は身につけていないから、
人情に厚いところが裏目に出てしまうのだ。
ジャマイカを楽しい思い出にしたいなら、
くれぐれも、預かり物は持って帰らないように。