今日はとうとう買い込んでいた食糧が尽きてしまった。

スーパーが閉店の2日分の食料さえ買っておけばいいやと思っていたのだけど、

底なしの胃袋を持つ継子2人の食欲は予想をはるかに上回り、

おまけに従兄弟や近所の子供も入り浸っていたから、

すごい速さで消費されていったのだ。

「お腹すいた、お腹すいた」

暇さえあれば口癖のように言い、おかげで私は正月の半分をキッチンで過ごした。

お正月だけじゃなくて、冬休みになってからというもの、私はほとんどキッチンに入り浸りだ。


そんな時に現れてほしいのが主婦の救世主、おせち料理。

お正月ぐらいは家事から解放されますようにってコンセプト。

粋な計らいですよね。

ジャマイカにはあいにくそんな粋なシステムはなくて、

おめでたい料理っていうのは、日持ちしないものばかり。

ココナッツミルクで炊いた日本の赤飯みたいな御飯とか、カレー味のヤギとか…

家事から解放されるには、散財して外食するしかない。

エンゲル係数がデンジャーゾーンに達しているうちの家計にとっては、かなりのダメージだ。


しょうがないから我が家御用達のケンタッキーフライドチキンに行ったのだけれど、閉店だった。

私の好きなチャイニーズの店も閉店だった。

唯一開いていたのはバーガーキングだったけど、長蛇の列。

それでも他に開いてる店はないので、1時間かけてハンバーガーを買うはめになった。


来年はジャマイカ風おせち料理を発案して、自ら救世主を作り出そう。

ハンバーガーをかじりながら、私は心に決めた。