🍎こんにちは、かおりんごです🍏
本日は
自分の気持ちの整理のために
ブログを書きたいと思います。
重たいテーマとなっています。
今、心が辛い方
気持ちが弱っている方は
どうぞここでお引き返しくださいね。
夫の伯父が先週緩和病棟に入院しました。
74歳、未婚、子どもなし。
伯父は義両親の敷地内の隣に住んでおり、
義実家に行けば必ず言葉を交わす身近な存在。
義理の伯父だから、
一般的には遠い関係だけれど
私にとってはそんなことはない。
まるで義父が2人いるような。
義母のお兄さんだから、
あだ名は「おにいちゃん」
みんなで親しみをこめて
そう呼んできました。
私が夫と結婚してから18年。
知的で笑顔がチャーミングで
ユーモア溢れる人。
初めて会った時から好きになりました。
夫婦ですごく可愛がってもらいました。
子どもたちのことも…
そんな伯父は3年前に食道がんを患い、
大手術のあと、
再発転移を、繰り返してきました。
昨秋、無治療となり
自宅で義母や在宅医療の力を借りて
過ごしてきました。
お正月に会った時、
子どもたちにも大人にも
お年玉をくれて
「人生を楽しんで!」
と手を握ってメッセージをくれた。
きっと覚悟をしていたんだと思う。
思い出すと胸がキュッとなる。
いよいよ食べることが難しくなり、
痛みも増し、本人の希望で
緩和病棟へ入院しました。
入院してから
体力がガクッと落ち、
いつどうなってもおかしくない状態と
おととい夜義母から連絡を
もらいました。
病院からも
「会いたい人に会わせてあげてください。」
と言われたと。
義父からは
「かおりんごちゃんは
1年少し前に手術したばかりだし
治療中だし辛くなるんじゃないか。
無理しなくていい。」
と言われましたが、
会わないなんてとんでもない!
私は大丈夫。
ぜったいに会いたいです!
と、
今日伯父に会ってきました。
痩せてしまって、
力もなくなって、
自分で起き上がることもできないけれど
何度も何度も
「ありがとう」「ありがとう」と
一生懸命伝えてくれました。
チャーミングな笑顔も
見せてくれた。
こちらこそ、「ありがとう」だよ。
たくさんたくさん手を握って
足をさすって
私も「ありがとう」
「会えて嬉しいよ。」
と精一杯伝えてきました。
やっぱり会いに行ってよかった。
自分も病気になって、
「生きること」
「命」と「死」について
真剣に向き合ってきて…
そして今、思うこと。
それは、
「生と死は繋がっている」
ということ。
病気と無縁の時、死は遠い存在だった。
でも、生の先には必ず死があり、
誰もが隣り合わせであるということ。
産まれてきた人間は
いつか必ず死んでいくということ。
今は、そのことに
目を逸らしてはいけないと
思っています。
「メメントモリ」
ラテン語で
常に死を意識しながら生きなさい
という警句。
今はよく理解できます。
病室で、帰りの車で、
夫は号泣でした。
歳の離れたお兄さんのような存在であり
もう一人のお父さんのような大切な存在
である伯父さん。
夫は感情フラットなタイプで
こんな風に感情を表に出す姿を
私は初めて見たし、
自分の気持ちを
言葉にすることも珍しいので
驚きました。
今日隣にいてあげられて
よかったなと思いました。
2人でたくさん泣きました。
泣きながら
「かおりんごには
絶対長生きしてほしい。」
と言われました。
これにもびっくり。
私の病気は手術して完治して
もうなんにも心配ない!
と超ポジティブに捉えていると
思い込んでいたから。
夫婦でも、
言葉にしないと
本当の想いは伝わらないものですね。
伯父の残りの日々がどうぞ
穏やかなものとなりますように。
痛みや辛さから
解放されていますように。
気付くと苦しくて涙が出てきてしまうけど…
今自分にできること。
与えられた生を
一生懸命、精一杯生きよう。
毎日を大切に。
大切な人たちに
「ありがとう」と「大好き」
を惜しみなく伝えていこう。
今日はこの曲を聴いて
心を落ち着かせたいと思います。
私が、何度も救われた曲。
辛い時、慰めとなるこの曲。
メメント・モリ
作詞作曲 大森元貴
旅立つ日が来るでしょう
わかってるけど、どんなだろうな
怖い気も確かにするけれど
まだよくわからないや
別れの寂しさを知る
今でもアナタを感じるんだ
実は側に居たりするのかな
そうだと良いな。
僕もいつの日か全部
置いて逝かなきゃいけないけど
今日までの幸せ数えたら
なんてこと無いのです。
いつかいつの日か全部
置いて逝かなきゃいけないけど
生まれた意味に喜べるから
なんてこと無いのです。
自分の最期は、なんてこと無いのです。