脳性麻痺の方のお話が新聞に載っていました。
この方は常に車椅子です。

「駅では駅員さんかご案内しますと駆け寄ってくる‥‥管理ですよね。怪我でもしたら会社の責任になるから。でも誰にだってリスクはある。本人がリスクを背負うのが生活であり、その手伝いが支援なのだけど、障害者だと社会が代わりに背負おうとする」

そしてこの方は言ってます
「結局、同等には見ていない」

社会に「情け」を請うのではなく、自らの願いを主張する‥‥障害者運動はさまざまな形で引き継がれ多くの当事者にとって自立生活は「奇跡」ではなくなった‥‥

昨年4月には差別を禁じる「障害者差別解消法」も施行された。

この方は差別は見えにくくなっただけと考える。「バスや電車に乗れるようになっても、ただ同じ空間にいるだけなら、僕たちは本当に出会えてると言えますか」

学校の同じクラスに、職場の隣の席に、当たり前に障害者がいるだろうか。
日常の中にいないまま「優しく」と言われでもむなしいー。

徳島新聞「共生の実相」より引用

これを読んで私はツアー始めの頃の事が思い起こされました。
それぞれの方の心に届けばいいなと思います。