【ドラマ感想】『疑わしき殺人者』(81点) | とにかく暇なわたしの映画・ドラマ感想ブログ

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たくさん映画やドラマを観ているので、感想をまとめておきます
ネタバレしない内容になっています

シエーナ!(スウェーデン語でハロー的な挨拶?かな)

 

すっかり寒いですね!もう11月も終わりだもんね。

つい先日人間ドックに行ってきたのですが、

当日に分かる限りの情報としては、「すこぶる健康!」とのこと。

唯一気になったのが、体脂肪率・・・。

運動しないとダメよね、やっぱり。

 

最近はすっかり『ふたりパパ』にハマっているわたくし。

スウェーデンが好きなんだよ!

 

『ふたりパパ』の話は熱くしたいので、別途ブログに書きますが、

久々に来ました!スウェーデンドラマ。

やっぱり北欧ノワールは、ズーンと来る。

 

今回は実話なので、

考えれば考えるほど、

ズーンです。

 

『疑わしき殺人者』

 

 

 

実際にあった事件を基にしたドラマです。

 

1986年2月28日。

雪の降る夜。

当時のスウェーデン首相、オロフ・パルメは家族で映画を楽しんでいました。

 

映画を見終えたパルメは、息子夫婦と別れ、

妻と一緒に帰路に向かうところでした。

もうすでにしまってしまったお店を眺めながら歩いているパルメ夫妻に、

近づく一人の初老の男。

 

パン、パン。

 

2発の銃弾が二人を襲った後、

パルメは倒れます。

 

逃げる男。

 

唖然とする目撃者たち。

 

救助に当たる人々。

 

パルメは救急車で運ばれますが、死んでしまいます。

 

 

在任中の首相が暗殺されたとあって、

犯人探しに躍起になる警察。

目撃者や、妻の証言に基づいた容疑者への情報提供に力を入れます。

 

そんな中、

犯人である、スティングが、新聞社へ連絡をします。

「わたしは事件の目撃者です」と。

 

スティングは広告代理店に勤めるデザイナーで、

バツイチですが、二度目の結婚をして、妻がいる初老のおじさんです。

もうすぐ還暦で退社って感じですかね。

妻とは円満な感じですが。

友達はいないって感じですかね。

 

パルメの息子の目撃証言がかなりスティングに近くて、

容疑者に対する情報が新聞紙に掲載されたことが要因で、

スティングは新聞社へ別の目撃情報を伝えます。

 

「自分はパルメの蘇生に加わった人間です」

「犯人は黒いコートを着ていて、こういう帽子をかぶっていました」

「その後犯人を追いかけたけど、逃げ切られました」と。

 

このドラマを見る限り、もちろん全部嘘ですし。

新聞にでる情報に合わせて、

都度都度スティングは内容を変えて、情報提供をしていくんですけど。

 

結果、警察からは、ただのホラ吹き扱いを受ける存在になります。

 

パルメ暗殺事件は、結果的に未解決事件になっていまして、

というのも、結局容疑者のスティングが自殺してしまっているので、

捜査打ち切りになってしまっておりますが。

 

とはいえ、ドラマ内でもクレジットで出てくる通り、

「警察も検察も容疑者であると認定している」のがこのスティングで。

 

スティングが容疑者であり、

どうやって当日事件を起こし、

そしてなぜ事件を起こし、

そしてその後どうして過ごしていたか、を描いたドラマです。

 

自伝があるわけではないと思うので。

関係者の証言と、想像で描かれたドラマではあると思いますが。

 

重厚ですね。

 

カラーなのですが、

冬が舞台なのと、

過去の話なのであえて調整しているからだと思うのですが、

北欧ならではのモノクロ感。

 

白黒ではないんですけどね。

どちらかというと、白と紺の世界かな。

 

それぞれの国に、知らない歴史や事件、背景があり。

勉強になる話でしたね。

 

実話なので、軽はずみには言えないですけど。

ドラマとしては、見ごたえのあるもので、

雰囲気も良く、クオリティも高く、俳優さんたちの演技も上手く。

 

とっても上質な作品でした。

 

スウェーデンや北欧が好き、

北欧ノワールが好き、

重厚なサスペンスが好き、な方におすすめな作品です。

 

そんなに長くないので、一気に見られるのもいいところ!

 

寒くなってきたので、

冬らしい雰囲気を感じたい方はぜひ、見てみてください。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

コロナはいつ完全に収まるんですかね。

 

みなさん、体調には気を付けていきましょう。

 

Tack.