入院 | 顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

2021年7月顎下腺腫瘍のため顎下腺摘出手術を受けました。
稀な病気なため情報が少なく不安な日々を過ごしました。
私の経験が誰かの参考になればという思いと、自分自身この経験を忘れないように書き留めておこうとブログを始めました。その後は日常の独り言です。

7月15日。午後入院した。

午前中に家でシャワーを浴びて、昼ご飯は夫が私が好きなものをテイクアウトしてきてくれて家で食べた。

腫瘍はあるというだけで痛くないし、1センチぐらいなので触らないと分からないぐらいだから私以外は見た目でも分からなかったと思う。

細胞診の結果が出てから減っていた体重も元に戻したから体調もよく、今から入院、手術するとは自分でも実感がなかった。


夫と病院に向かう。

まずは診察。

余計なことを聞くとまた不安になるからと、

明日の手術日は面会はできますか?とか

執刀医の先生は決まりましたか?とかしか聞かなかった。


そして他に聞きたいことはないの?と聞かれて

手術頑張りますとだけ答えたら、そういう問題じゃないと言われる、、、。

病気のことを聞いてほしいんだけどと。


もちろんそうだ、、それは分かってる。

私だって100%良性だとは思ってない。

けど今余計な不安を頭に入れると明日の手術頑張れないと思って質問しなかった、、。


そしたら先生から、1番こわいのは、手術で腫瘍を取って病理検査に出して、一部が癌だということだね。と言われた。

病院として、医者としてきっと手術前に話さないといけないことなのだろう。

けれどそれを言われてまた手術前日その後悩み出してしまった、、、、。

それはもちろん分かってる。けど今は考えたくなかった。というのが患者の私の本音だった。


そのあとまた少し気持ちが落ちてしまったけれど、執刀医の先生が細胞診の結果の時の先生だと知って安心。挨拶に来てくれて、今回の手術は切って腫瘍を取って血を止めて縫って終わりです。という簡単な説明をしてくれた。

ほっとした。その日の私にはその説明がありがたかった。


大学病院、教授、きっといろんな立場、説明責任があって私には分からない世界だと思う。

でも私もちゃんと現実を受け止めなければいけないとは思う。


ただメンタルが弱い私はその日の夜、夫にまた弱音ばかりのマイナス思考のラインを送り困らせた。でも少しは寝れた。

体調崩したときにもらった睡眠薬はどうにか一度も飲まずに手術日を迎えれてよかった。