紹介状を持って大学病院に | 顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

顎下腺腫瘍〔良性〕を経験して

2021年7月顎下腺腫瘍のため顎下腺摘出手術を受けました。
稀な病気なため情報が少なく不安な日々を過ごしました。
私の経験が誰かの参考になればという思いと、自分自身この経験を忘れないように書き留めておこうとブログを始めました。その後は日常の独り言です。

初めて行く病院だったから運転が心配で夫が送り迎えしてくれることになった。

夫は昨日まであんまり心配していなかった。

私は結構大袈裟に心配してしまうことがよくあるからいつものことだろうと思っていたんだと思う。


最初診察を受けるまでは読書をしながら1人落ち着いて待っていられた。唾石症で経過観察ならいいなぁと少し楽観的に考えていた。


私の番になり診察室に入る。ベテランの年配の先生だった。

触診をされて、顎下腺かリンパか皮膚か分からない。石なのか腫瘍なのか嚢胞なのか詳しく調べないと分からない。と難しい顔で言われた、、、。

すごく怖くなった。

まず超音波検査を今からしてきてと言われた。


それから生きた心地がしなかった。超音波検査の結果は今日すぐ出るからと言われた。

超音波検査をすぐして、また診察室の前で待つ。結果次第で私の人生は変わると思って手が震えた、、、。


すぐ呼ばれた。エコー写真を見ながら、顎下腺にできた腫瘍だね、と言われた。手術で取るしかないと言われた。

エコー写真を見る限りおそらく多型腺腫というものだけど、傷も大きくなるし麻痺が出たりするといけないから大きくなる前に手術したほうがいいねと言われた。


先生に半分は悪性なんですよね?と聞いた。

ネットは信じなくていいけど、7割ぐらいが良性だと思う。と言われた。

きっと私の年齢と多型腺腫というものだと考えての7割なのかなと思った。


もうすぐ夏休みだった。幼稚園と小学生の息子がいる。できれば夏休みに手術したいですと伝えるとちょうど7月16日だけ手術できる日が7月は空いていた。あとは1ヶ月以上先だった。

もう悩みたくない。早くスッキリしたいから誰にも相談せずその場で手術の日を決めた。


じゃぁ日にちがないから今から穿刺吸引細胞診をしようと言われ、別部屋に。

首に針を刺されて細胞を取られた。次々進んでいく現状に頭がついていかなかったけど、逃げるわけに行かなかった。

私癌かもしれないんだ、、、、この検査をしながらこの先どうなるんだろうと、先行きが不安で仕方なかった。