モヤる気持ちを本屋で整えた
春の情緒を立て直すために
作家の花田菜々子さんが店長を務める
「蟹ブックス」へ向かった。
その前の話はこちら↓

お店に入ると、
すぐに花田さんを見つけました。
もうこの時の私は
他の本をゆっくり見る余裕すらなし。
一直線に花田さんに向かって行って
「すみません、選書してもらえますか?」
と声をかけました。
すると
「はい。いいですよ」と即答。
想像していた通り気さくでおしゃれな方。
こういう時
そんな雰囲気だけでちょっと安心する。
さっそく
「生活や仕事でモヤモヤしている時に
読むとスッキリする本が欲しいんですけど…」
と、言うと
「モヤモヤかぁ。スッキリねぇ。
重めと軽め、どちらがいいですか?」
「あまり重くない方がいいです。
ライトな感じかなぁ」
すると、ものの5分もしないうちに
4冊の本を持ってきてくれたのです。
早い。さすがプロ。
1冊目は「大工さんになるエッセイ」
私の話を聞いて
花田さんがパッと思い浮かんだという一冊は
転職を繰り返してもうまくいかず、
もともと大工がやりたかったわけで
はないのに、親の仕事である大工を
やることになったエッセイ。
やりたい仕事ではないのに、前向きに
挑戦して成長するノンフィクション
だとか。
なるほど…
やりたいこと一直線じゃなくても
その中で前向きに進む姿って、
たしかに今の自分に刺さりそう。
2冊目は「好きな食べ物を探し続けるエッセイ」
好きな食べ物を探すために
あちこち出かけたり、食べたりするけれど、
「これだ」と思ってもまた変わっていく。
それでも諦めずに探し続けて、
最後にたどり着くエッセイ。
どちらかというと、自分軸系の本
らしい。
ふむふむ…
好きなものを探し続ける。
しかも途中で変わってもいい。
それ、食べ物の話でありながら、
人生の話かも?ちょっと心が動く私。
3冊目は、かなり分厚い仕事の本
これは、何十種類もの職種をインタビューで
深掘りするノンフィクション。
視野が広がる感じらしい。
ああ、こういう本、私も好きそうだなぁ。
仕事の話、人の生き方の話って、つい
読んじゃう。
でも今の私が求めていたのは、視野の
広がりよりも心の詰まりを取ることだな。
4冊目は、女友達の変化を描いた小説
10歳から40歳までの女友達のことを綴った小説。
特に女性って、結婚や出産などで年代とともに一緒に過ごす人が変わっていくけれど、その時に寄り添ってくれる人が変わるのは悪くないって思えるお話。
内容としては自分の状況にドンピシャ。
結婚して出産して、環境が変わるたびに
会う人も話すことも友達も悩みも変わって
いく。
そのことに悩んだり寂しいと思ったりしたなぁ。その説明を聞いただけでちょっとしみる。
「中を見ていただいて、買っても買わなくても大丈夫ですよ」と言って、その場を離れました。
ざっと中に目を通し、
今の気分に合うと思った2冊目と4冊目を購入。

カフェに入り
『好きな食べ物がみつからない』(古賀乃子/ポプラ社)読み始めた。
永遠に好きな食べ物を探し続ける描写に
「これは…どう着地するんだろう」
と少し飽きそうにもなったものの、
気づけば一緒になって
「私は何が好きなんだろう?」
と、考えていました。
そして、最後の方で
著者が「これ!」というものに
出合うのですが
そこで、まさしく求めていた感覚に
出会ったのです。
おー!スッキリ~!
例えるなら
小雨の降る運動会の途中に
雲の切れ間から光が差して、
青空が広がる感じ。
「ああ、そういうことか」って。
好きな食べ物は
「見つけて決めるもの」でもあり、
「決めて腹をくくるもの」でもある
それがまさに自分軸の話だなと。
これって食べ物だけじゃなく、
人生全部に言えることだなと。
やりたいことも生き方も
きっと同じ。
探し続けてもいいし
途中で変わってもいいし
最後は自分で決めていくしかない。
帰宅してスマホの万歩計を見たら、
なんと1万歩超え。

1万歩以上歩いたのは
いつぶりだろう。
モヤモヤをなんとかしたくて
歩いて本屋に行って、
本を選んでもらって本を読んで
結果、心も体も
だいぶスッキリしていました。
今回の教訓は
歩いて思いついたことは
やった方がいいってこと。
疲れて横になっても
心が休まらない時ってある。
そういう時は、寝るよりも動いた方がいい。
歩く、動く、外に出る。
それだけで、
頭の中のよどみが流れていくことがある。
これから暖かくなって、
ますます散歩日和になる。
モヤる春を卒業して
歩いて思考も体もスッキリ
する春にしたい。
歩いて正解だった。
蟹ブックスで購入した本
基本、ワンピースが好きです!





