PTA役員の黒歴史

毎年、進学・進級の季節が近づくと
なんとなく気持ちが重くなります。

 

理由はひとつ。

 

PTA役員決めがあるから。

 

もうね、これだけで
はぁ…とため息が出る。

 

これまでいろんな役員を
やってきたのですが、

どの役員をやっても
なぜか毎回、何かしら

起きるんです。

 

平和に終わった試しがない。

 

もはや
ちょっとしたトラウマです。

 

そんな私が
「今思い出してもヒヤッとする」
PTAの黒歴史があります。

 

それは、
推薦委員をやったときのこと。

 

推薦委員の仕事は
新年度の会長をはじめとする
執行部役員を決めること。

 

一件一件連絡をして
お願いしていくのですが

決まるときはあっさり決まるのに、
決まらないときは
本当に決まらない。

 

しかも
「この日までに決めてください」
というリミット付き。


こっちだって好きで
片っ端からお願いして回ってる
わけじゃないんですけど…と

心の中で思いながらも、
現実は待ってくれない。

 

私のときは
会長を引き受けてくださる方が
なかなか見つからず、

他の学年担当の方も
「いません」の一点張り。


こっちも“いません”で
済むなら済ませたい。

でも、なんとか決めなきゃって
どんどん追い詰められていきました。

責任感が強かったのか
ただ切羽詰まっていただけなのか
今となってはよくわかりませんが、

そのときの私は
だいぶ苦しくなっていたんだと

思います。

 

そんなある夜。

 

娘と近所のコンビニへ
出かけた帰り道、

ふと目に入ったのが
自営を営んでいる
ご夫婦のお店でした。

 

その瞬間、

もしかすると
ここのご主人なら
引き受けてくれるかもしれない…!

って、ひらめいたんです。

 

いや、今思うと
その発想がもう危ない。

 

追い詰められた人間って
本当に視野が狭くなるんですね。

 

私はそのまま
お店を訪ねてしまったのです。

 

そしてお店の前で
ママ友である奥さんと話すこと10分。

 

「ごめんね。さすがに会長は無理だわ」

 

「だよね…突然お店に来ちゃって

ごめんなさい」

 

「大変だね、推薦委員も。
いい人が見つかるといいけれど」

 

そう言って別れました。

 

その後、なんとか会長が決まり

ああ、終わった…よかった…

と思っていました。

 

 

ところが―

 

それから3年後。

 

当時会長だったKさんが
こんな話をしたんです。

 

「みんなイヤイヤ役員を引き受けて
頑張っているけど、無理やりやらせる

やり方を変えたいんだよね。

以前、戸別訪問で役員をお願いする
なんて出来事も起きちゃってさぁ。
これはマズイと思って…」

 

それを聞いたときの私は

え?戸別訪問まで?
それは辛すぎるでしょ…

 

なんて、
完全に他人事として聞いていました

 

でも帰宅して、
ふと冷静に考えたんです。

 

…ん?

戸別訪問?

…え?

それって…

私のことじゃない!?

 

と、そこでようやく気づいたんです。

 

あのとき、お店にお願いしに行った件、
執行部に伝わっていたのかーい!

 

いやもう、
顔から火が出るとはこのこと。

 

たまたま目に入って、
思わず飛び込みでお願いしただけ

…と、自分では思っていても

相手からしたら

「店にまで来る!?」

ですよね。

 

そりゃそうだ。

 

場合によっては
「ルール違反では!?」
と心の中で、ぶち切れていた可能性

すらある。

 

いやもう本当に申し訳なかった。

 

あの頃の私は
「リミットまでに
なんとか会長を決めなければ!」
という謎の責任感で
完全にテンパっていたのです。

 

だからといって
何をしてもいいわけではない。

 

追い詰められると
人は判断を誤る。

 

PTAが教えてくれたのは
役員の大変さだけではなく、
テンパった自分の危うさでした。

 

今思い出しても
「うわぁぁぁ…」
と布団の中で足をバタバタしたく

なります。

 

心底反省…。

 

そんな私ですが、
現在は卒対役員として

数日後に控える卒業式の準備、
卒業アルバム制作、
さらに配布作業が夏まで続く予定。

 

しかも、今の役員の仕事も
終わっていないのに、

来月は中学と高校の役員決め

あるんです。

 

もう勘弁してほしいえーん

 

春って、桜が咲いて
新しいスタートの季節とか
よく言うけれど

 

私にとっては

「役員決めの季節、再び」

です。

 


もっと軽やかに楽しくできたら
いいんですけどね。

 

でもこういう役員仕事とか
人間関係のあれこれが本当に苦手ネガティブ

 

たぶんこれはもう人生修行。

 

できれば、もう少し優しい修行で
お願いしたい、笑汗