むかしむかし


祖母が生きていた頃


わたしのお手伝いの一項目に


【ハタキ】がありました。


祖母は何故かわたしに


ハタキを使うことを教え込みました。



最近のハタキ、よのうなものは


わたしの中ではハタキとは違うもの。




ハタキの布は


いらなくなった着物など


布製でなくてはならない。


そんなことを思ってたここ数日。


開かずの間の断捨離してたら


出てきましたねー。


祖母にかけなさいと言われてた


50年以上前のハタキ。


何回も何回も布は変えられ


これは、多分祖母がワンピースを


捨てる前に切った布。




この布さえ変えれば


わたしのハタキが蘇る!!


と、


もう使わない


絞りの兵児帯を切って作り直す。




なかなか、可愛い、笑。


ハタキの棒には


布を止めるための穴、


ハタキをかけるために紐を通す穴が


ちゃんと、空いてるんですよ。


だからね、




こうやって、かけておける。


玄関の裏太陽の顔の埃も


ほよほよしたら、取れるよ。




なんか、かわええ。


あちこちはたきながら思いました。


昔の人はこうして


埃がたまらないようにするだけでなく


ひょっとしたら


目に見えない溜まってるものも


落としてたんじゃないかな?


だから


祖母は私に


嫌になるくらいハタキを


かけさせてたんじゃないかな。




断捨離してたら出てきた祖母の写真。