父の告別式での経験を踏まえ

 

自分の時にはここに気をつけて、を込めて

 

記録を残そうと思います。

 

備忘録①では葬儀社の選び方を。

 

備忘録②では献花と湯灌の儀について。

 

そして最終回は

 

宗教について、を書こうと思います。

 

 

 

うちの家は代々(だと思う)

 

浄土真宗で祭事ごとをしてきました。

 

でも私は、家族の了解のもと

 

神式で見送りました。

 

祝詞を唱えて頂いて

 

父の魂を送りたかったからです。

 

 

仏教の送り方とは違い

 

名前も違います。

 

葬式とは言わず

 

神葬祭といいます。

 

 

お焼香ではなく、玉串奉奠になります。

 

数珠は必要ありません。

 

 

この年齢になると

 

葬儀に行った経験は少なくありません。

 

比べるなんておかしいことですが

 

あえて感じたことを書くと

 

どんな式よりも

 

清々しく厳かなお式でした。

 

 

葬儀社の担当者さんも

 

ご参加くださっていたのですが

 

こんなことをおっしゃってました。

 

数多くのお式に参列してきましたが

 

人様のそれも、

 

仕事場でのお式で

 

涙が込み上げてきたのは初めてです。

 

なんといっていいかわかりませんが

 

このようなお式に参列させていただいて

 

感謝をいたします。

 

と。

 

また、施設から代表で来てくださった

 

ケアマネージャーさんも

 

こんな厳粛で美しいお葬式に

 

初めて参列させて頂きました。

 

私も神道で送ってほしいって思いました。

 

と。

 

 

だから、仏教やキリスト教でなく

 

神道がいいよ、と言いたいのではありません。

 

神様はきっと宗派なんて

 

人間が決めたもので関係ないって

 

思てらっしゃると思うんですよね。

 

 

そもそも、昔は、

 

神社とお寺は一緒に存続したが、

 

神仏分離令にて神社とお寺は分けられ

 

別物という概念は

 

数十年の歴史から生まれた来たことなんですよね。

 

 

大事なのは

 

大切な人の魂を送るとき

 

どうしてあげたいか、だと思います。

 

父の弟である叔父に

 

葬儀を神式にするけど

 

勝手に宗教変えてごめんなさい、と

 

電話で告げた時

 

叔父は、こう言ってくれました。

 

 

なんでもいいんだよ。

 

眞子ちゃんが、

 

こうしたいって気持ちが大事。

 

アニキもその気持ち喜んでると思うよ。

 

アニキに変わって僕がお礼を言うね。

 

そんな風に見送りを考えてくれてありがとう。

 

 

魂の抜けた父に会った時も

 

神葬祭の最中も

 

火葬場に行った時も

 

泣かなかったけど

 

叔父の電話ではこらえきれなかったな。

 

 

この日のために

 

岡山から駆けつけてくれた

 

西江さんに感謝を。

 

 

このお話はたぶん、メルマガに書きます。