20年ほど前
お花屋さんと共催で
『色彩心理でフラワーブーケ』
を、作るアレンジメント教室を
していたことがあります。
今日は、
リラックスを感じる組みあわせに、
とか
元気が出る組みあわせを、
なんて、ワークショップしながら
自分の配色を出してから作る。
大きなお花屋さんでしたので
たくさんの花、色たちがあったからこそ
出来たアレンジ教室でしたけれどね。
あなたは、どの組み合わせが
好きな色たちですか?
①
②
③
④
⑤
色を抜き出して配色も
併せて載せてあるのですが
この配色の効果って
実は大きなものがあるのです。
配色とは
色と色の組み合わせのことですが
色って関係性を持ってるんですよね。
色相環と言われるこちら⇊
この色相環で色の関係性を
紐解いていくのですが
この図には
補色の関係、とあります。
反対側に位置する
色と色の組み合わせのことです。
花でいうと、②④⑤に
その組み合わせが入っています。
この補色の関係というのは
相反する色の組み合わせなので
エネルギーを感じたり
明るさ、強さ、元気良さといったものを
人に与えやすいので
例えば、お祝いなどに使うのは
色彩の効果も付随してきます。
一方、①のように
同じ色の仲間で構成されているものは
一般的に安心やリラックスを感じやすい
と、言われています。
本の表紙や、お店のアピールに使うとき
何を感じてほしいかで配色を決めると
より効果的なのです。
目からの情報は、大きな割合を占めます。
この時に、無意識に配色を見て
人は何かを感じるのです。
もちろん、個人差はあります。
人の記憶と色は
深く結びついていますから。
色は物の重さも感じさせます。
黒と白の同じ大きさの
ボックスを持ってもらって
どちらが重かったかと尋ねると
多くの人は黒の方が重かった、
と、おっしゃるのです。
もちろん、重さに差はありません。
でも、視覚が
重さにも影響を与えるのですよね。
色は、
情報を伝達したり
ある種の雰囲気を作り出したり、
さらには人々が下す決定に
影響を与えるという点でも
重要な役割を果たします。