数年前のゴッホ美術展。

とある絵の前で動けなくなり
閉館まで立ち尽くしてた
ゴッホの聖書の絵。

 

 

 

この聖書には
ゴッホに深い悲しみや諦め
そして、憧れが混じってる
・・・と、私は思ってるの。

 

 

それは、
ゴッホの生い立ちを知れば
見えてくる、父への憧憬、
あるいは、承認欲求だったかもしれない。


画家の感じた色は
コトバ以上に
心の内側にある言の葉を
絵に乗せて私たちに
語りかけてる。

 

 

 

あるときは、こんなに明るい表現で
そのときのゴッホの喜び、愛を。

 

 

 

 

 

やり場のない思いや怒りを
配色で表現したりもする。

 

 


画家のたどった人生と色彩。

これを紐解き、絵を見ていくと
そこには画家の人生が色にのって
語りかけてくる。

 

 

 

ゴッホの求めたものは
何だったんだろう。
彼の憧れは、
彼の哀しみは
彼の両親への想いは・・・・・。


色が語りかける
画家の心の言の葉。


そんな見方があるのです。
そんな見方で絵をみれば
あなたの心の何かと触れ合って
あなたにだけ聴こえる
言の葉があるかもしれない。

私が、聖書の絵の前から
動けなくなってしまったように。


画家の歴史と色を紐解いて
今までにない、絵画との触れ方を
知ってみる。

 

そんな時間を夏のはじめに

作ろうと思ってます。