わが父は、御年88歳。

 

80歳を超えて肝がんになり

 

肝臓を半分摘出。

 

お酒は止めるように言われて

 

守ったのは3か月、笑。

 

それでも、午後5時以降にしか

 

呑み始めないという自分に課した

 

約束だけは守りぬいた人でした。

 

過去形なのは、施設に入った今、

 

お酒は自由に飲むことが出来ないのでね。

 

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昨年の5月、アメリカ留学から帰国してすぐ

 

脳梗塞で倒れました。

 

まるで待ってた?かのようなタイミング。

 

病院でMRI撮った際、ドクターに言われました。

 

 

4枚共に梗塞のある部分が写ってます。

 

これはかなり広範囲に及んでいる、という事です。

 

左半分に起こっているので

 

右半身マヒになることは残念ながら避けられません。

 

歩行困難にもなるでしょうから

 

車いす生活を覚悟してください。

 

 

おおざっぱにはこんな内容でした。

 

10日間の入院中はリハビリもしましたが

 

ほとんど介助なしでは立つこともままならず

 

退院時にも

 

介護タクシーに車いすごと乗らないと

 

移動も困難な状態。

 

1か月くらいはこんな感じが続きました。

 

 

しかし、父は自分で何かをしたい人です。

 

自分で歩くと決めた人です。

 

人にものを食べさせていただくことを嫌がりました。

 

3か月くらい経つと、スプーンでなんとか

 

食べ物を口に運べるようになり

 

車いすも、時々はお世話にならないように。

 

え??え??え???

 

車いす生活は避けられないほどの

 

脳梗塞の範囲だった、はず・・・

 

私もMRI画像見ました。

 

左半分、真っ白に近かった。

 

でも、時々歩いてる????

 

そのうち、車いすに乗ることの方が

 

面倒になったようで

 

乗車拒否を(笑)はじめました。

 

そして、1年3か月たった今、

 

麻痺が残って使えなくなると言われた右手で

 

こんな風に、お箸を使います。

 


 

昔から奇跡を起こす人でした。

 

腰椎分離症になった時も

 

肝硬変になって即入院と言われた時も

 

病院には検査以外のお世話にはならず

 

自分で考えたリハビリ方法で

(しかも、星飛雄馬並みの厳しさ)

 

走れるようにしたり

 

肝硬変をなかったことにしたり。

 

 

決して、西洋医学的には

 

褒められることでなありませんし

 

他の方にお勧めなど一切しません。

 

けれど、父は自分で決めたんです。

 

自分で治す。

 

自分の足で歩く。

 

人の手を借りず物をいただく。

 

 

意志は、鋼鉄のように固い人です。

 

自分の人生は

 

自分の好きなように生きて、死ぬ。

 

認知症になる前、いつも言ってました。

 

この意志は、今も持ち続けてるのでしょう。

 

だから、奇跡を起こし続けるんだと思います。



そばでそれを確認し続ける

 

私のココロには深く刻まれ続けます。

 

人生は自分の意志で決まるんだ。

 

思考は現実を創りだすんだなって。

 

 

週末からしばらくまた留守にします。

 

今日は父の顔を見に行きましょう。

 

三連休最終日、皆様も素敵な一日を。