私が色とこころを意識したのは

もう30年以上前、

幼稚園で先生をしていた時代のこと。


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あまり言葉を語らなかったダウン症のJくんが

私のクラスにいてくれました。

言葉をたくさん話さない代わりに

かれは、いつもいつも、クレヨンを握って

スケッチブックにたくさんの絵を描いてたんです。

その、彼の絵から

描いたものに、描き方に、色に、構図に

心のコトノハ

いっぱい詰まってることを

教えてもらったんですよね。


そこが、私の色彩心理の原点です。

なので、子どもの絵のお話には

いつになく力が入ってしまいます。



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アメリカの子どもたちの色使い、は

たぶん日本に住む子どもたちと

少し、違っているだろうな、と思います。

普段見ている色、接している色が

日本のものと少し違うから。


好きな色

お日さまの色

おいしそうな色

家の色



でも、色に意味を持たせない

読み解きをすることができれば

色使いが違っても

そこに語られているココロの言の葉を

キャッチすることはできるのです。



以前、アトリエを主宰してた頃。

子どもが

真っ黒に塗りつぶした

塗り絵を描くのをみて

ママが心配してしてました。


どれもこれも顔が・・・・・・。

阪神大震災の後には

黒い太陽や、黒いひまわりを

何度か目撃したこともあります。

何かしら、黒で塗りつぶす・・・

には、意味がありますね。

でもね、余分な心配はしなくてもいい。

と、ワタシは思ってます。


大人のように、

言葉でうまく感情を

表現できない子どもは

何かを描くことで、ココロを語る。

コミュニケーションは、

コトバだけじゃないのです。


絵は、色は、ココロのことのは。


辛かったこと

悲しかったこと

ココロからあふれ出るとき

時として、

塗りつぶす

って、表現になります。


でもね、心配は要らない。


こんなに、びっくりしたよ。

こんなに、つらかったよ。

こんなに、話したいんだよ。

そんな合図を表現に込めてるの。


吐き出すことで

少しずつ、少しずつ

ココロの整理をはじめてる。


表現できる場所

表現できるものがあることが

とっても大事。


こんなにカラフルで

きれいなお花がたくさんだと

みていると安心するよね。

でも、それだけ?


そこに、子どもの

心からのメッセージ

心の言の葉があるとしたら

それは、

どんなココロモヨウなんでしょ?


たった1枚の絵で

全てがわかるわけでもないし

たった1枚の絵から

心の言の葉を全部

聴けるわけでもない。


でも、耳の傾け方を知ってたら

ココロモヨウの見方を知ってたら

何か気にかかったた時に

自分で

問いかけてみることができるね。



画材によっても違う

描きかたによっても違う

配色を見たり

構図を見る方法もある。


でも、

いつも接してるママだから

子どもを見守ってるパパだから

大好きな身近な存在だからこそ

出来る方法があるのです。


子どもの絵を

まったく同じように描いてみる。


これだけで、感じることは

本当にたくさんあります。


そこに、

画材のこと

タッチについて

そして、描き方から

うかがい知ることができる

いくつかの法則を知っていれば

誰にでも、

耳を傾けることができます。



自分の子育ての中で
子どもの絵に教えてもらったこと


幼稚園勤務時代に
子ども達から教わったたくさんのこと。

凝縮して、お伝えしたいと思うのです。


・こどもが描く色使いや絵には
 欲求や心理状態が語られてます。
 それを、理解することで
 子育てのヒントが得られます。


・少しでも知りたい子どものココロ。
 それがわかれば、
 子育てのストレスも軽減されますね。


・絵を描くことは、こどもたちの
 メンタルケアに繋がることを知れます。
 そして、何よりママ自身の
 セルフセラピーにも繋がります。
 


顔が青くても、だいじょうぶ。

何がよくて、どう描いたらよくないか

ではなくて

表現したこと自体が、素敵なんですから。


8月21日(日)網走でお伝えします。

滑り込みしたいなぁと思ってくださったら

連絡くださいませ。

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