クリスマスが過ぎたら

一気にお正月食材に

あふれかえるスーパー。


もう、伊達巻や紅白蒲鉾が・・・。

賞味期限の長さに

怖くなった@中村眞子です。


昨日のクリスマスは

「ホルモン焼き肉~」


油に燃え上がる炎の向こうで

魔術を唱えてる人が・・・。



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超人気の占い師・スージーさま(笑)


夕べは、吉方位の

めっちゃためになるお話を聞けてね。

いいと感じることは

なんでも、やっちゃおうと思うので

「来年は、あそこに行っちゃうよ~~~」

と、決めたのであります、ふふふ。



ホルモン焼きでクリスマスを

過ごしましたが

サンタさんは、ありがたいことに

やってきてくれて

小さなキラキラを置いていってくれました。


予想してないことが起こると

本当にうれしい・・・・。

30年前のクリスマスも

そんな1日でしたね。



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幼稚園でセンセをしてたころ

毎年、降誕劇でお祝いするのが

協会付属のお勤め先の決まりごと。


当時、わたしが担任するさくら組さんには

ダウン症の男の子がいました。


この降誕劇は

担任のピアノだけで進む

大人の言葉が一切入らない時間。


だから、1ヶ月間

そのタイミング併せのために

毎日毎日、遊びの中でも

繰り返し、練習しちゃうの。


クラス全員が、全員のセリフを

丸暗記しちゃうくらいに。



ただ、ひとりだけ

おそろしくマイペースで

「僕には関係ありませ~~ん」

って、すまし顔で、過ごす彼がいた。

そう、ダウン症のJくん。


歌を歌う場面でも

セリフを言う場面でも

「え?今これするの?」

「僕は、したくないんだよなぁ」

って、目で訴えながら

好きなことを、好きなようにしてる。


当時は、複数担任でもなく

専門の先生がいるわけでもなく

40人(今じゃ考えられないけど)の

子ども達の中で、飄々と過ごすJくん。


クラスのみんなは

教えられたわけでもないのに

どうやったらJくんが

飽きずに過ごせるかとか、

覚えきれない歌詞を

こっそり伝えたりとか

いろんな技で、お手伝いをしてくれてたな・・・。


だから、彼のセリフを

両隣の子ども達がカバーしてくれて

言わない時や、

座り込んじゃった時には

さらりと、代弁してくれたりね。


思い返せば、ほんとうに

素敵な子ども達でした。


写真も、ワタシが真ん中で

マリアさまの役をさせてもらってるの。

それはね、子ども達が

「センセ、マリアさま、やらしてあげる~」

って、言ってくれたりしてね^m^


どっちが、大人だかわからんような

そんな、さくら組さんでした。




そして・・・

降誕劇、本番のその日。


J君は、口パクでなく

ちゃんと歌を歌い

一度も舞台でしゃがみこむことなく

そして


たった一人で言うセリフ

「どうぞ、こちらへ」

と、厩の中にマリア様を

ご案内する、動作まで

一度も、

ちゃんとしたことなんてなかったのに

完璧にやってこなしたのである。


最初で最後の完璧さ。


そして、ピアノを弾くワタシの目に

飛び込んできたのは

満足そうに、そして

「センセ、これでええんやろ?」

な、流し目でニヤリと笑った彼の顔。



30年前のココロの記憶は

もう、確かでは、ない。

ただ、当日、何を望んだかといえば

彼のママが喜んでくれたらいいな。

そのことだけだったな・・・。


まわりのみんなのやさしさや

気遣いのなかで

彼は彼らしくのびのびと

過ごしてますよ、、、が

伝わればいいな、そう思ってた。




こうしなければいけない、

こう流れなければ駄目だ!


じゃない、大切なもの。


これをJ君に、教えてもらった

30年前のクリスマス。

だから、これだけは毎年必ず思い出す。


わ~たしは ちいさな ひつじかい~♪


こども賛美歌を聴くたびに

必ず、思い出す、大切なメッセージ。



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「風のながれにしたがう雲のごとし」




クリスマスイブに氏神様

大阪天満宮からの、おみくじメッセージ。

Jくんの、さくら組のみんなの声が

まるで、詰まってるかのような、おみくじ。

ありがたいな、と思いながら

この日までにするといい、と聞いてた

宣言もまた、この、コトバでした。

深謝。