【優しい舌は命の木である】
高校生のころ
ある神父さんがお手紙に添えて
ワタシにくれた文字。
もう、30年以上前のこと。
今も、旧約聖書のその頁に
栞としてはさんでるお葉書。
沖田艦長は
最後に何を祈ったか。
自分の保身でもなく
お願いでもなく
人のために祈りをささげたんだよね。
自分がそうしてもらうことに
抵抗するのでなく
ありがたいと思いながら
自分もまた、そのような時が来れば
そのようにしていけばいいんだよね。
そう感じながら
ありがたく受取れる気持ちと
今、その愛を感じられることに
幸せを見出すことが
一番の恩返しになるかもしれない。
人は生まれたからには
いつかはこの世からいなくなる。
それは、誰にも避けられないけど
きっと魂はまた、いつか出会える。
そう、そこにいるあなたも
ひょっとしたら、以前に出会っていた
魂なのかもしれないよね。
消えてしまうことを悲しむのでなく
今、会えたことを喜ぶ。
お別れを哀しむのでなく
感謝を伝えられることに感謝する。
母が亡くなる寸前に
そんなことを感じたことを
やっと振り返れるようになったな、と思う。
もう、20年も経ったんだけどね。
【優しい舌は命の木である】
30年も前の、まだ何もわかっちゃない
高校生だったワタシに
神父さんが下さった栞も
半世紀も生きた後に、やっとこさ
理解できるかな?になったかな。
と、思えば
人生、長く生きるもの
悪くないんじゃない?と思う朝。
さて、夕方から大分入りします。
明日から仮面の時間IN大分。
お会いするみなさま、どうぞよろしくね。