こんにちは
今日は1日、
被災地の記録写真を
整理している中村眞子です。
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被災地訪問の理由と行程はこちらに
http://ameblo.jp/cocoa-maco/entry-10864878918.html
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気仙沼へと向かう途中。
たぶん、道路だったところが
浸水し、通れなくなっていたので
仮復旧で作られた道。
防波堤は崩れ、
仮のガードレールと
急きょ敷かれたアスファルト道を走行。
すぐ横は海なのに
潮の匂いがしない・・・・。
どうしてなんだろう?
大船渡は80センチ近く
海へと陸が移動したという。
だから・・・・・
海辺にあった競技場のトラックが
海に埋没してしまい・・・
周りは海に。
強風の中、それでも
海の匂いは感じられなかった。
少し高台に車を停め
街を見下ろすと。
なにもなかった・・・・。
なにも。
ここにいた時
わたしの心は
悲しい・・・も
辛い・・・・も
苦しい・・・・も
なぁんにも感じることができなかった。
ただ、呆然と強風にあおられて
口に、目に、入る砂を受け入れて
立ちすくんでただけ。
でもね、被災したおひとりの方の
お話を聞いて、心は復活しました。
「じいさんは、海に流されました。
実家も自分の家も流れました。
でも、生きて行かなきゃなりませんから」
ここでも教えていただきました。
悲しみに心を寄せるのでなく
自分に出来ることに
気持ちを切り替えること。
深謝。