「今日はどうする?」
「いつものんで!」
美容院のオーナーと私の会話。
もう20年近く通っている美容院。
オーナーのあっさり感、いごごちのよさ。
マダムの楽しいけど距離を考えた、踏み込まない会話。
「いつものん」が出来上がるまで、オーナーと1年がかりで
毎月、ちょこちょこチャレンジしてきた結果のスタイル。
かれこれ2年くらいは定着してる。
なんたって、スタイリングが楽。
ちなみにこれが先週の私。
ところが・・・今日は違った。
「いつものん!!」
「・・・・・・・・・・・・まだ???」
・・・・そう、オーナーが飽きてきた・・・・( ̄_ ̄ i)
このオーナー、時々悪い?癖がでる。
毎回、同じ髪型だと1年ほどで飽きるのだ。
飽きるたって、人の髪型、
しかもこっちは正規の料金を払うお得意さん(笑)
なのに・・・である。
「そろそろ、襟足、刈上げちゃったら??」
2ヶ月前から言われていた。
私の頭は、後ろが出っ張ってるのでその方がいい!と言う。
でも、刈上げ。。。って。。。。
オーナー曰く
「大丈夫、鏡で見るのは前からだから気にならないって!」
えっとぉ・・・・それって説得力、ゼロですけどぉ。
すかさずマダムの合いの手。(うまいんだなぁ、この辺りが)
「案外、襟足が洋服に掛からなくて跳ねないからいいかもよ」
「そ・そうかなぁ・・・・。」
これが、OKの合図と思い込むのも20年の歴史の賜物?(@_@)
「んじゃぁいってみよ~」
嬉々として鋏を動かしだすオーナー。
「うわぁ~~~。サイドの長さは変えないでよ~~」
というわけで、前下がりのボブから
急勾配の前下がりのボブになった、本日のわたくし。
確かに。前からだとあまり変わらない。
でも、後ろはす~す~。
今夜からの寒波に備えて、マフラーでもして寝ますか。
20年も通える場所作りを続けられるオーナーとマダム。
腕のよさ、相性、立地条件、いろいろあるけれど
やっぱり、「商売は人」。
それを静かに証明してくれる場所だなと思う
急勾配前下がりボブの私でした。
いつもお越しくださってありがとう。
よかったら・・・