空き時間に、営業先の近所のモールでお買い物。
【当日限り50~80%OFF】の紙がべたべた。
この【~~~限り】とか【限定〇〇個】とか【先着〇名様】
が目に入ると、とにかく行って見てみないと気が済まない(笑)
で、足早に会場へ。
わりと名前の通ったブランドのコートが、正札の30~50%OFFになってる。
物色・・・物色・・・・
いくつか気に入ったコートを鏡の前で試着してみる。
そのうちの1点が、とっても気に入ってしまい、
おそらく何度も鏡の前で、ニマニマしたりポーズを取っていたに違いない、と思う・・。
その時、鏡に同じ女性が何度も鏡を覗き込むのに、気がついた。
?????と思ってたら、おもむろに
【そのコート、買いはるのん???】とお声が掛かる。
え??店員さん?
そんな風情ではなく、同じお買い物客にしか見えない。
見ず知らずの人に、買うか買わないか、答えなきゃいけない???
と、困ったちゃんのカオをしてみせた私。
すると、再度「買いはるん??? よぉ~似合てはるよそれ。」
ますます困ったチャン顔の私。
かろうじて出た返答は「ありがとうございます」(なんて情けない・・)
すると、その女性が「これ、あげるわ。今日しか使われへんから買うんやったら今日やよ!」と。
差し出されたのは、「お年玉くじ当選カード・衣料品すべて30%OFF」
と書かれた、宝くじのような一枚の紙。
「ええ~~!!いいんですか?もう、使いはれへんのん?」
にわかに活気付く、私。
どうやら、年賀はがきの末尾番号で、そのありがたい紙が手に入るシステムだったみたい。
その女性は、何枚もあったので分けてあげる。。とおっしゃる。
よく見ると、背後にご主人らしき男性が、紙袋を何袋も提げて立ってらっしゃる。
買いたいだけ買ったから、もういらんのよ、有効活用して、と。
ありがたく頂戴して、バーゲン価格の半額から
ありがたい紙のおかげでさらに、30%OFFで
お気に入りのコートを手に入れた私。
【大阪のおばちゃん】は、あつかましかったり、言いたいこと言ったり
やりたい放題みたいに言われるけれど、【かばんにあめちゃん】現象のように
【みんなで分けたらええやん】って気持ちを持ってる。
以前、東京から出張に来た方と同行してて、道に迷ったとき、
行き先を尋ねた女性が、500Mあまり先導して案内してくれた時に、
「ありえない・・・」と、真面目に語っていた彼の顔を思い出してしまいました。
ぶらぼ~大阪のおばちゃん!!と叫びたい、嬉しい一日でした