ある動画マンガを見て思ったことをつらつら書いてきますね。
コメ欄では(元)カレ擁護ばかりで一方的に(元)カノを責めてたが、どっちもどっちだと思う。
登場人物をあえて「元カレ」「元カノ」と呼ばせてもらう。
もっとも元カノの言動にもムカついていたが(上から物言い・友人にマウント取る・挙式費用をたかるなど)言い方に気を付けていたら婚約破棄に至らなかったはず。
動画の最後の方で、元カレのSNSで叔母さんが元気になり祖母と新しいお嫁さん(お腹には新しい命が宿っている)と幸せそうに写ってるところを見て元カノが号泣して、それでも未練があるみたいで悔やまれてるところだろう。
元カレがお嫁さんを貰い、我が子が生まれたら叔母の面倒は?
我が子を育てるだけで、そこまで余裕はなくなると思う。叔母は家族として変わりないし、「お役御免」ではないが、優先順位は下がり後回しになるだろう。
お嫁さんが「できた人」でも、叔母が再度病に倒れ面倒を見るとなるとどうなるのか。
いくら優しいお嫁さんでも必ず見るとは限らない。我が子ならともかく、叔母が同居家族であれ自分の親とさして変わらない齢だしそこまでして入院・手術代など大金を使ってまで長生きしてもらいたいと望んでるのだろうか。それは義務なのだろうか。私が叔母の立場なら拒否してると思う。寿命だと思ってるし、病室のベッドで苦しんでるところを見せたくない。むしろ家族に迷惑かけるから。
それにしても、元カノの夢を壊した元カレにも責任があると思う。彼女に貯金がなかったため親に援助を求めていたが、元カレが「結婚は二人の共同作業」といって断った。それで彼女は祖母に援助をしてなんとか納まったが、彼の叔母(祖母にとって娘)の手術費用にあてるため額を下げられた。納得しなかった元カノは元カレに突っかかったが、結局彼がブチぎれて予約を取っていた挙式をキャンセルした。もし親の援助を断らなかったら祖母にたかってなかったはず。式の日取りもトントン進んでゴールインしていただろう。彼女にとってはウエディングハイになりドレス試着してその気分を味わいたく友達にマウントを取っていた。もっとも彼女の人格に難があるとはいえ、願ってもないチャンスだったのだろう。焦る気持ちはわかるが、先方の考えをくんであげてもよかったのではないか。叔母の手術を優先し、回復を待つまで延期を考えなかったのか。でも待ったところでいつになるかわからない。それまでに元カノも十分貯金できていただろう。(彼女が真面目に働けばの話だが)
ただ、彼女にとっては叔母は面識がない。たとえ家族になっても将来的に面倒見るどころか、別のトラブルに巻き込んでいくだろう。祖母や叔母の相続で揉めるかもしれない。介護を放棄するかもしれない。そういった意味で元カレは振ってよかったのかもしれない。
気になったのは、元カレは両親がいなかったのか。叔母が親代わりになり養子縁組をしたのか。彼が叔母が大事にするのはわからないわけではない。元カノより叔母を取ったのか。いずれは祖母や叔母も先立たれる。たとえ高額な手術費を使い込んでも完治するわけでもないし、その手術費は母親である祖母が出すのだ。叔母は独身無職なのか?そっちの方が情けない気がする。未来のことより先が長くない家族に何を期待している?言っちゃ悪いが、祖母は娘である叔母を甘やかしてるように思える。
元カレはいいお嫁さんもらったかのように見える。叔母との関係が良好でも、その関係をつないでいた祖母が亡くなった場合はどうなるのか。相続で揉めるのか、円満解決できればいいのだが、叔母だって元気になったとしても完治したわけでもなく再発だってあるし、入院・手術費はそれまでは祖母が払ってくれたが、甥である元カレが払ってくれるとは思えない。そこまでして叔母に長生きしてほしいのだろうか。生まれてくる我が子のために自分たちのこれからを心配すべきだろう。叔母がさらに年を取って介護が必要になれば面倒は見れるのか。我が子だけで精一杯で情は薄れていくだろう。せいぜい施設に預けて、たまに会いに行くのがいいのでは?と思う。
それはあくまでフィクションだから現実ではありえないことだろう。