本当に呆れた。

 某TVの昼番組でインタビューを受けていた若い女性二人組、「顔を見せたくないからずっとマスクしていたい」

 よく見てみると彼女たち、眼は堂々と晒している。あれ?眼は顔じゃないの?そうなんだね、眼は顔の一部としてみてないんだね。

 でもね、3年前までどう過ごしてきたの?マスクで隠してたの?彼女たちにとって「不遇の時代」だったとでも?それが「魔法の顔布」で美女に変身できたもの。まさにこの「マスク社会」は彼女たちのような「顔を隠したい」人にはありがたいのだ。また「目は口程に物を言う」という思想もこの社会を後押ししていると思う。

 アホン人、特に若い女性にとって「自信のある顔のパーツは?」と聞かれたら「眼」がダントツでしょう。メイクでいくらでも盛れる、プチ整形だけで済む、目元にかかる「費用」はさほどでもない。逆に顔下半分にかかる費用は桁違いだもんね。大規模なメンテナンスが必要だもの(笑)。「くっきり二重でパッチリしている」「少女漫画のようなデカ目」「無邪気な子供のようなクリクリ眼」…目元さえ良ければ「美人」という風潮、とにかく眼だけ綺麗なら他はどうでもよい、目元自慢したくて思いきり盛ってさらに自信つけようとか、そんなのどうでもいいし。眼だけギョロ²させても怖いし威圧感しかない。まるでテ〇リストのようだ。それを「マスクの下は笑顔」って、想像できないわ!

 目ん玉カッと見開いて鼻や口元はしっかり隠れている。笑ってるのか怒ってるのかわからない。せっかくの美貌も汚い顔布で隠れては台無し、顔面偏差値も一気にガタ落ち、いくら目元がよくても口元が下がっているのは嫌でしょ?「眼だけ美人」の量産、もうウンザリ!見たくない!求めているのは「マスクなしの笑顔」、その笑顔にどれだけ癒されるか。

 マスクに頼らざるを得ない「マスク美女」、それって悪口だと思う。「マスクを取ると…」ガッカリすることが多々でしょう。でもそれはやめてほしい。余計に外せなくなるじゃないか。自信のないパーツはマッサージなりリフトアップなりすればいいじゃない。本気で整形を考えてるのなら整形費用の貯金をすればいいじゃない。

 人間の価値は目元より口元だと思う。意外と目元なんてどうでもいいと思ってるんじゃない?バランスだよ。「糸目」でも口元が綺麗ならクール美女。口角上がってニコッとしていたら好印象だ。反対に目元が綺麗でも口元がだらしないのは「美人」といえないよね?

 マスクを外したくない女の子たち、もっと自信持とうよ。そんな人生つまらないでしょ?目元以上に輝ける「笑顔」という最強の武器があるじゃない!