アミティ「みんなおはようー!」


ラフィーナ「あらアミティさんおはようございます」


リデル「おはようございます、アミさん」


シグ「おはよー」


クルーク「アミティが時間に間に合うなんて珍しいじゃないか」


アミティ「えへへ〜今日はちゃんと早起き出来たんだー!偉いでしょ!」


ラフィーナ「それが普通なのよ…」


クルーク「ほんとだよ!寝坊しないのが普通!」


リデル「まあまあ!アミさんも別に寝坊したくて寝坊してるんじゃないんですし…」


アミティ「そうだよ〜!ただ眠くて布団から出たくないだけだよ!」


クルーク「シンプルな理由だな!」


アコール「皆さんおはようございます、あら?1人足りませんね」


アミティ「え?えっと、ラフィーナにリデルにシグにクルーク…あ、ほんとだ4人しかしない!」


クルーク「アミティお前を入れてないんだよ!」


アミティ「あ、そっか!ええっと…それじゃああたし入れて5人?あれ?でも5人だから人数あってますよ、アコール先生!」


クルーク「あ〜そういえば…」


ラフィーナ「あっ…そういえばそうでしたわね…」


アミティ「え?なに?」


平次「やー!おはようさん!!」


アミティ「あれー?平次!どうしたの?」


クルーク「アミティもう忘れちゃったのかい?平次はしばらくの間、留学生としてうちに入る事になったんじゃないか…」


アミティ「あー!そっか!そうだったね!!忘れてた〜」


ラフィーナ「にしても平次さん、初日から遅刻って…」


平次「悪い悪い!いつもの学校の時間とまちごうてしもーてな、アラームの時間を間違えたんや!いやー、いつもの癖でな〜」


クルーク「お前も相変わらずだな…」


アコール「でもちゃんと無事に来られたみたいで良かったです、次から気をつけてくださいね」


平次「ああ!ほんますまんな」


アミティ「大丈夫だよ!あたしだっていっつも寝坊してるから!!」


ラフィーナ「あんまり自信満々に言う事じゃありませんわよ…」


アミティ「だって朝は眠いじゃん!」


リデル「まあ分かりますけどね…」


アコール「それじゃあ授業に入ります、今日は平次さんにいつも行なってる授業の説明から簡単に」


平次「おお!この学校は何を学ぶ学校なんや?」


アコール「それじゃあ、いつも学んでる内容についてラフィーナさんとクルークさん、平次くんに説明できるかしら?」


ラフィーナ「がってんですわ!まずですわね、この世界にはぷよぷよという4つ繋がると消える不思議な生き物がいるんですわ」


平次「ほうほう」


ラフィーナ「そのぷよぷよが消える時に不思議な力が発生しますの、その力を使って相手に技をぶつけて勝負しますの!ぷよ勝負って言うんですわ」


クルーク「そしてぷよを積上げてから下の方にあるぷよぷよを消した時、消えたぷよの上にあったぷよが落ちて下にずれる、ずれた先でまた同じ色がくっつくとまた消える、こうやって次々ぷよが消えていく事を連鎖という」


ラフィーナ「その連鎖が大きければ大きいほど発生する力が強くなりますのでより強い呪文が使えますの!」


クルーク「そのぷよが消える時に発生する力を使って呪文をぶつけて競い合うのがぷよ勝負!」


平次「なるほど、それじゃあここは、その連鎖の組み方とか、あと魔法とかを習う学校っちゅーことか?」


アミティ「そゆこと!それを学ぶ学校だよ!」


平次「なるほどな…」


リデル「これがそのぷよぷよです」


平次「おお〜!これがぷよぷよか!なんかお好み焼きみたいやな!」


アミティ「ええ…」


クルーク「そうか…?」




アミティ「午前の授業終わったー!」


リデル「お昼ご飯の時間ですね」


シグ「ごはんー」


アミティ「あれ〜?クルークのお弁当冷凍食品なの珍しいね!」


クルーク「お母さんが今日仕事早番で、そんなに時間がなかったからさ」


アミティ「なるほど!」


リデル「ラフィーナさん相変わらずリッチですね…」


ラフィーナ「当然!モッツァレラチーズの生ハム巻にローストビーフにスモークサーモンサラダ!」


平次「通りで朝から教室中に肉の匂いがするわけや…」


クルーク「まあまあいつもの事だから」


アミティ「平次のお弁当は?」


平次「俺の昼飯はこれや!」


クルーク「これは…?」


平次「知らんのかい?これはたこ焼っちゅーやつや!大阪と言えばたこ焼きやで!」


クルーク「たこ焼きは分かるよ!でもお弁当にたこ焼きってありなのかい!?」


アミティ「お昼ご飯にたこ焼き持ってくるのもなかなか珍しいね…」


リデル「じゃあこっちの小さなタッパーはなんですか?」


平次「これはベビーカステラや!大阪はベビーカステラも有名なんやで!」


アミティ「ああ、そう…」


クルーク「君もなかなか斬新だな…」




アミティ「やっほー」


アルル「あ、アミティおつかれ〜!」


りんご「アミティは今日は今から閉店までお仕事でしたっけ?頑張りましょう!」


アミティ「うんー」




シェゾ「おつかれ、今日は店じまいだ」


レムレス「うん!お疲れ様、みんなで甘いお菓子でも食べようか」


シグ「食べる〜」


シェゾ「にしても平次と和葉がバイト卒業してから人手が足りなくなってきて、またすごい忙しくなったな…」


アルル「ほんとだよね〜、新しい人応募誰か来ないかなー」


りんご「そういえばアミティ、平次って今魔導学校に来てるんですよね?」


アミティ「あ、うんー平次来てるよー」


アルル「平次って学校でどう?上手くやれてる?」


アミティ「まあそうだね、ぷよ勝負を一緒に習ってるんだけど平次頭いいからすぐに難しい連鎖の組み方とか覚えちゃってさ!すごいよね」


アルル「あーやっぱりそうなんだ」


りんご「名探偵やってるだけありますもんね」


シェゾ「確かに頭はいいもんな」


ラフィーナ「でもね…」


レムレス「どうしたの?」


ラフィーナ「平次さん、学校にまでとんでもない事件持ってくるんじゃないかって心配ですのよ…」


りんご「いやー、そーれは…」


シェゾ「ないとは言えんな…」


ラフィーナ「平次さんはいつも面倒な事件を呼んできますからそれがすごく心配なんですわ…」


アルル「確かに、面倒な事件がもし学校にまで来たら…」


アミティ「まあでも、もし何かあっても何とかなるよ!多分!」


ラフィーナ「事件来ないのが1番ですわよ!」




アコール「おはようございます」


アミティ「はーい!おはようございます!」


平次「おはようさん!今日は遅刻しなかったでー!」


アミティ「あたしもー!」


ラフィーナ「まあ普通ですからね…」


アコール「じゃあ今日は少し難しい連鎖の組み方を習いましょうか」


アミティ平次「はーい!」




アルル「…今のとこ大丈夫そうだね」


りんご「…そうですね」


シェゾ「お前らこんなとこで何してんだ…?」


アルル「しー!」


りんご「声出したらバレます!」


シェゾ「マジで何してんだよほんとに…」


アルル「平次がいると事件起こるって言ったでしょ?」


りんご「だから心配でこっそり観察しに来たんです」


シェゾ「観察って、変態かよ…」


アルル「シェゾにだけは言われたくないけど…」


りんご「まあでも今のとこ心配はなさそうですね」


シェゾ「誰が変態だ!全く…」




アコール「はい、お昼休みに入ります〜」


アミティ「わーい!お昼お昼〜!」


平次「今日の俺の昼飯はお好み焼き!」


アミティ「わー、今日はお好み焼き持ってきたんだ…」


ラフィーナ「私の今日のお昼ご飯はサラダチキンのみですわ!お昼を少なめにしてさっさと済ませてトレーニングしますの!」


クルーク「僕も今日は少しなんだ、ちょっと眠いから昼寝したくて…」


シグ「虫取りたいから今日は少なめ」


平次「なんやー、みんな今日は少なめの日かいな?」


アミティ「あたしも今日は少なめ!今日はデザート屋さんが来てるからそれを食べたい!」


リデル「アミさんまで!」


ラフィーナ「ご馳走様でした!それじゃあ早速トレーニングですわ!」


クルーク「僕もいつもの場所で昼寝だ〜」


シグ「虫ー」


アミティ「あたしもデザート屋さんに行くー!」


平次「…みんなしてさっさと食ってさっさと行ってしもーたな…」


リデル「まあこーゆう時もありますよ…」


平次「リデルは普通の量やな」


リデル「はい…私は今日は別に特に予定ありませんし…」


平次「なあ…あんたは学校、楽しいか?」


リデル「ええ?どうしたんですか急に」


平次「あ、いや…普通に聞いてみただけや!学校楽しいんかなーって」


リデル「そうですね、難しい連鎖の組み方などのお勉強を覚えるのは少し大変かもしれませんけど、でもアミさんやラフィーナさん、クルークさんにシグさん、皆さんも居ますし皆さん仲良くしてくれるからとっても楽しいですよ」


平次「そうなんか…確かに仲間がいるのは大事やもんな」


リデル「あと、平次さんも来てくれてすごい楽しいですよ」


平次「そうか?」


リデル「はい、平次さんとお会いするのはバイトでおしまいかと思ってましたけど…でも平次さんまさかの留学生として入ってきてくれて一緒に居られる時間が増えてとっても嬉しいです、あと平次さん難しい連鎖もすぐに覚えちゃって凄いです…」


平次「ありがとうな、せやな…最初は難しかったかもしれんが、覚えてるコツつかめてくると結構楽しいもんやな、ぷよ勝負ってやつは」


リデル「そうですね…私も最初はそうでした…今も別にそんなに上手ってわけではないですけど…」


平次「なら…手合わせがてら俺とぷよ勝負してみないか?」


リデル「ええ、いいんですか?」


平次「俺もぷよ勝負に慣れてきたところやけん!少し手合わせして自分の実力を試したいんや!」


リデル「そういう事なら…よろしくお願いします」


平次「ほんならいくで…いざ!」


リデル「ぷよ勝負いきますね」




アルル「おおー平次とリデルのぷよ勝負が始まったね」


りんご「これは見物です!必見です!」


シェゾ「にしてもあいつらさっさとどこか行っちまったな…何も無いといいんだが…」




リデル「残念です…」


平次「よっしゃ!俺の勝ちや!でもリデルあんたも強いなぁ…」


リデル「平次さんこそ、最近ぷよ勝負を習ったのにとっても強くてびっくりしました…」


平次「自分の今の実力を知れたし、ほんとに良い手合わせになったわ…ありがとうな、リデル」


リデル「はい…!私ももっと強くなります…」


平次「一緒に頑張ろうなー」


リデル「はい…!」


平次「そういやデザート屋が来てるってアミティゆーてたよな?」


リデル「あ、はい…今日デザート屋さんのオープンカーが来てるみたいです」


平次「俺らも行ってみるか?勝負後のデザートはきっと格別やで!」


リデル「はい…平次さんとデザート楽しみです…!」




アルル「いい勝負してたね、2人とも」


りんご「はい、平次もぷよ勝負初心者とは思えない程上手でしたね」


シェゾ「さすが西の名探偵と言った所だな…」




平次「なあ、リデルはデザート何が好きなんや?」


リデル「そうですね…シュークリームとか、エクレアとか…色々好きですよ」


平次「おお!ええなぁ!一緒にシュークリームとエクレア食べようや!」


リデル「はい!楽しみです…」


平次「ん?おい…あれ!」


リデル「…え?…!?」




「きゃ〜!!!!」




シェゾ「…!?」


りんご「リデル!?」


アルル「何事!?」


ラフィーナ「何!?」


アミティ「リデル!?」




平次「これは…!」


リデル「ああ…ああ…!」


シェゾ「おいどうした!?」


りんご「何事ですか!」


ラフィーナ「どうしましたの!?」


アコール「リデルさんどうかしました!?」


リデル「クルークさんが…クルークさんが…!」


アミティ「ああ!!」


ラフィーナ「クルーク!」


シェゾ「おいクルーク大丈夫か!?おいしっかりしろ!!」


りんご「そんな…クルーク…!」


ラフィーナ「クルーク…すんごい嫌な奴でしたけど…でもいい所もまあそれなりにありましたわよ…楽しかったですわ…」


アミティ「うんうん…苦手な所もあったけど…でも…」


アルル「シェゾ、クルークはもう…」


シェゾ「いや、大丈夫だ息はある」


ラフィーナ「なんだ…」


アミティ「ああ…良かった」


ラフィーナ「てかアルルさん達なんでここに!?」


アルル「話は後!それより…」


平次「ああ…クルークをこんな目に遭わした犯人を探さなきゃあかんな…」


アミティ「やっぱりこうなる?」


平次「クルークの体、何者かにパンチを食らったかのような跡、それに踏んずけられたような跡、お前に虫取り網も近くにほん投げてある…」


アコール「私はお昼ご飯を食べながら校門を見張ってました、でも怪しい人は入って来てないです」


平次「ちゅー事は、犯人はこの中に…!」


アミティ「あ、やっぱり?」


ラフィーナ「また事件ですか…」


アルル「まあ、平次がいて事件が起こらないわけが無いよね…」


平次「まず、みんなのアリバイを聞いてく必要があるな」


ラフィーナ「ですよね…」


平次「まず、俺とずっと一緒にいたリデルは白として…ラフィーナ!」


ラフィーナ「早速私!?」


平次「ああ、まずあんたのアリバイ聞かせてもらおうか」


ラフィーナ「私はサンドバッグを使ったトレーニングをしてましたわ!ほら、そこにサンドバッグがあるでしょ?」


平次「ほんとやな」


アルル「確かにこれはアリバイになるね!」


アミティ「ラフィーナがトレーニングしてたのはホントみたい!」


ラフィーナ「まあ途中で眼鏡をかけた何かが近くを通って、その時にちょうどうっかりパンチを外してしまい、そのパンチがサンドバッグじゃなくてその近くを通った何かに当たったような気がしましたが…まあそんなもの特に気にする事なくトレーニングを続けましたわ」


平次「うん…?」


アルル「なんだろう…」


シェゾ「早くも犯人に辿り着いたような…」


平次「まあ、とりあえずおいておいて…次!アミティ!」


アミティ「あたしはねー、デザート屋さんに向かってたよ!」


リデル「はい、そう言ってましたよね」


アミティ「うん!早くデザートが食べたかったから急いで走ってったんだ!」


りんご「うんうん」


アミティ「その時に、眼鏡をかけてる何かを踏んづけちゃった気がしたけど…でもデザート早く食べたかったからそのまま気にしないで走っていったよ!ロールケーキ美味しかったー!でもやっぱりロールケーキはフルーツが沢山入ってる方が美味しいかなーって思ったよ!」


平次「そんな食レポ的なのは今は求めとらん!ええっと…それじゃあ最後にシグは?」


シグ「違う」


平次「そうだよな、もう犯人候補が2人もいるんだからシグなわけないよな…」


シグ「取りたい虫がメガネかけてるなんかに止まったからそれに向かって虫取り網振り下ろした、でも虫逃げちゃった」


平次「おいー!!!」


シェゾ「えっと…つまりはこれって…」


平次「つまり…この状況を見て推理すると、まずうっかりパンチを外してしもーたラフィーナのパンチがクルークに当たる、このパンチされたような跡は多分これや」


ラフィーナ「まあ…」


平次「そして次に近くに落ちてる虫取り網、これはシグがクルークに止まった虫を取ろうとしてクルークに振り下ろした、その時にこの網をクルークにぶつけた、でも虫は取れなかったからシグは網をここにほん投げてその場を去った」


シグ「うん」


平次「そしてトドメにデザート屋に向かって走ってるアミティに踏んずけられしもーた…」


アミティ「おお〜」


平次「この踏まれたような跡はおそらくアミティに踏まれた跡やろ、つまり…この事件の犯人は…」


アミティ「おお!!」


ラフィーナ「さあ!犯人は誰ですの!?」


平次「この事件の犯人は…アミティ、ラフィーナ、シグ、の3人や!」


アミティ「ええー!?」


シグ「おー」


ラフィーナ「なんと〜!」


平次「どや!俺の推理、どこかまちごうてるか?」


りんご「いや、完璧な推理だと…」


ラフィーナ「…」


アミティ「…」


シグ「しーらない」


平次「おい!3人して目を逸らすな!まさかの犯人が3人もいたなんて…」


シェゾ「やっぱりこーゆうオチなんか…」


アルル「あはははは…まあでも、そんな大事件って訳でもなかったし…」


アミティ「そ、そうだよ!誘拐事件とかじゃないじゃん!いやー、超大事件とかじゃなくて良かった〜!」


りんご「アミティ!他人事のように言うんじゃありません!アミティこれでも犯人なんですから…」


アルル「そうだよ!犯人の自覚あるの〜!?」


アミティ「いやーだって〜デザートが早く食べたくてそれに夢中で気づかなかったよ…」


ラフィーナ「私もトレーニングに夢中で気づきませんでしたわ」


シグ「虫取りたすぎて気づかなかった」


シェゾ「そんな事あるか!?」


クルーク「くそ…またもや酷い目にあった…誰か…早く僕を保健室に…」




シェゾ「という事が今日あってだな…」


レムレス「あ〜らら、それは大変だったね…」


アルル「平次がいるとこにはいつも事件が起こるから、後つけてきて良かったよ…」


アミティ「それでアルル達いたんだ!」


レムレス「まあでも誘拐事件とかじゃないから良かったじゃん!…多分」


シェゾ「にしてもクルークあいつ酷い目に合いすぎだろ…」


レムレス「確かに!運が悪いね…」


りんご「前回の犯人はレムレスあなたですけどね!?」


ラフィーナ「今後は大丈夫だといいですけど…」


シェゾ「いやーでも平次いる時はいつもいつも必ず事件起こってるからな…」


リデル「とても心配です…」


アルル「あーじゃあさ!こうするのはどう?」


アミティ「なになに?」


アルル「平次の周りにいる人たちが酷い目に遭わないように、僕やりんごやシェゾ達でボディーガードするとか!」


アミティ「ボディーガードいいねー!それなら安心だよ!」


シェゾ「なんで俺までそんな事しなきゃなんだ!」


ラフィーナ「確かにシェゾさんもいた方が心強いかもですわ!」


アルル「でしょ!?て事で明日からボディーガードしよ!ね?りんご!シェゾ!」


りんご「私は賛成です!この命をかけてでもみんなを守ります!」


シェゾ「俺はやらん!自分の身は自分で守れ!」


アミティ「なんでー!シェゾもいた方が心強いのに!」


ラフィーナ「その方が安心ですわ!」


シェゾ「普通にめんどくさいから!」


アルル「て事で明日からボディーガード作戦実行だよ!」


りんご「はい!」


アミティ「楽しみ〜!」


シェゾ「おい!勝手に話を進めるんじゃない!」




リデル「今日も大変な1日でした…明日も学校あるし、早めに帰って休もうかな」


平次「リデル」


リデル「あ、平次さん、どうしたんですか?こんな夜遅くに」


平次「ほら、シュークリームとエクレアや」


リデル「え?でもどうして…」


平次「さっき約束したやろ?シュークリームとエクレア一緒に食べようって」


リデル「あ…はい、覚えてます、でもいつの間に…」


平次「さっきの騒ぎの後にこっそり買いに行っとったんや、リデルと一緒にリデルの好きなシュークリームとエクレア食べたかったからな」


リデル「平次さん…ありがとうございます…あ、でもお金…おいくらでした?」


平次「お代はええんや、俺の奢りや!」


リデル「え、それは悪いです…おいくらでした??」


平次「いや、ほんとにええんや!リデルと手合わせ出来て、自分の実力もちゃんと知れて嬉しかったからな…」


リデル「で、でも…」


平次「そーゆう時はな、遠慮なんかしないで素直にありがとうって言うんやで」


リデル「ええ、でもそんな…」


平次「記念すべき俺の初ぷよ勝負の相手になってくれたリデルにはほんとに感謝でしかないんや、だからほんとに遠慮すんな!」


リデル「でも私…そんな大したことは…」


平次「ほんまにええんやて!優しい優しいリデルに、西の高校生探偵からのお礼や」


リデル「平次さんがそういうなら…はい、ありがとうございます」


平次「ああ!ええぞええぞ〜!俺はすごい嬉しかったで!ほんなら早速一緒に食べようで〜」


リデル「は、はい!いただきます」


平次「うんま〜!このシュークリームうまいな!」


リデル「はい、あとエクレアも美味しいです…」


平次「うんうん、これも思い出やな」


リデル「そうですね、また平次さんとの楽しい思い出が増えましたね…」


平次「なあ、今度大阪に遊びにこいや?」


リデル「大阪ですか?」


平次「ああ!俺の地元、大阪の本場のたこ焼きとお好み焼きがホンマに上手いんや〜!ぜひリデルやみんなにも食べてもらいたいんや」


リデル「確かに美味しそうですもんね、はい、ぜひ!」


平次「よーし、決まりやな〜、ほんなら今度一緒に大阪や!また約束や」


リデル「はい、楽しみです!」






おわり