アミティ「今日も疲れたね〜」


ラフィーナ「学校だけで疲れてなんか居られませんわ、この後バイトもあるんですから」


アミティ「そうだよね〜それにしても最近急に寒くなったよね…」


ラフィーナ「この程度で寒い寒いなんか言ってたら雪が積もる真冬やっていけませんわよ、今年はまたすごく冷え込むってニュースで見ましたし…」


アミティ「そうなんだよね…また寒い冬が来ちゃうのか…」


ラフィーナ「でもまあ確かに、少し肌寒くはなりましたわね…」


アミティ「そうだよね!今年もまた暖かくして寒さ対策しっかりしなきゃ…」


ギィィー


アミティ「ん?」


ギィィー


アミティ「はっ…!ねえあの車…」


ラフィーナ「ええ…なんだか様子が変ですわね…」


アミティ「…!!あの人!気を失いかけてるんじゃない!?」


運転者の女性「…!?はっ…!!」


アミティ「きゃっ…!」


ラフィーナ「危ない!!」


ギィィー!!


運転者の女性「ごめんなさい!!大丈夫!?」


ラフィーナ「は、はい…!」


アミティ「なんとか…」




ラフィーナ「へえ…水野さん、フラワーデザイン学校の講師をされているんですね」


ちえ「ええ、週に5日静岡まで通っているのよ」


アミティ「静岡ですか?随分遠いんですね…」


ちえ「うーん…ところが今日学校へ行く途中で臨時休業なのを思い出したの、それで夫に連絡して…あ、そう!保険会社に務めているんだけどね…近くのこのホテルで待ち合わせをしたの、一緒にランチを食べようと思って」


アミティ「そうだったんですね!」


ちえ「さっきは本当にごめんなさい…急に目眩がして一瞬気を失いかけたの…最近多いんだ…目眩とか激しい頭痛が」


アミティ「ええ…」


ラフィーナ「どこか悪いんじゃないんですか…?」


ちえ「それがね…医者はどこも悪くないって…多分天候のせいだと思うわ、ここのとこ急に寒くなったり急に暑くなったりするでしょ?それと毎日静岡まで往復してるから疲れが溜まってるせいかな、その証拠に学校が休みの日や平日でも暖かい日はあまり症状が出ないのよ」


アミティ「そうなんですね!」


男性「ちえ!」


ラフィーナ「あら?」


ちえ「あ、あなた!」


アミティ「その方が旦那さんですか?」


ちえ「ええ!私の旦那の水野はやとです」


ラフィーナ「どうも」


ちえ「アミティさんとラフィーナさんよ、また目眩がしてもう少しでこの子達を轢くところだったのよ」


はやと「また目眩がしたのかい…?それで君たち!怪我は…」


ラフィーナ「全然大丈夫ですわよ!まあギリギリでしたけど…」


アミティ「それよりかえってご馳走になっちゃって…」


はやと「怪我がないなら良かったけど…どうも申し訳ございませんでした…それで、君の方は…?」


ちえ「ええ、少し休んだら元気になったわ」


はやと「そうか…良かった」


アミティ「優しそうな人だね…」


ラフィーナ「そうですわね…」


アミティ「あ、あの…あたし達はこれで失礼します!」


ちえ「あ、ああ…確かこれからバイトに行くのよね?」


アミティ「はい!」


はやと「それじゃあ…頑張ってね」


ちえ「あなた達、おうちはどこ?」


ラフィーナ「プリンプタウンなんです」


ちえ「あら近いわね、私はその隣町なの…公園のすぐ近くだから良かったら今度遊びに来て」


アミティ「いいんですか?ありがとうございます!」


はやと「うわっ!?おっとっと…」


アミティ「あれ…段差…」


はやと「…」


アミティ「あれ?」


ちえ「ああっ!!」


ラフィーナ「きゃっ!何よこの段差!アミティさんも気をつけて!段差がありますから…」


アミティ「あ、うん…転んだら危ないね…」


はやと「それじゃあ5000円でお願いします」


店員さん「はい、5000円お預かり致します…」


はやと「ご馳走様」


店員さん「ありがとうございました」


アミティ「…」




アミティ「ねえ…おかしいと思わない?」


Dシェゾ「何がだ?」


まぐろ「アミティちゃん、何が気になるの…かな?☆」


アミティ「だからちえさんが目眩起こしたの知ってるのになんで段差があったのを教えなかったんだろう…つまずいて転んだりしたら大変じゃん!」


サタン「そんな僅かな段差なんて大して気にすることじゃないだろ」


アミティ「でもラフィーナはちゃんと教えてくれたよ?」


Dシェゾ「その人にとってはそんな言うほどでもないって思ったんだろ…」


アミティ「明日あたし、ちえさんのおうちに行ってみる!」


サタン「行ってどうするんだ?」


アミティ「それはもちろん!彼女の頭痛や目眩の原因を突き止めるんだよ!!」


まぐろ「アミティちゃん、それはちょっとよした方が…☆」


サタン「そうだ、もしただの勘違いだったら大変迷惑だぞ」


シェゾ「いや、アミティもサタンにだけは迷惑って言われたくないよな…」


アミティ「それでも…もし事件だったら大変だし…」


サタン「まあ…勝手にするといい、私は知らないぞ」


アミティ「困ってる人を助けるのがあたしの役目!怪傑アミ☆ティの出番だね!!」


シェゾ「またそれかよ…」


Dシェゾ「でもアミティがこんな事言うなんてちょっと珍しいな…」


シェゾ「けど確かにちょっと気にはなるな…」


まぐろ「ええ…そうかな…?さすがにちょっと考えすぎだと思うけど☆」


シェゾ「俺も一緒に行く」


アミティ「シェゾも来てくれるのー??それじゃあラフィーナも呼んで3人で行こう!」




次の日


ラフィーナ「まあ…すごいですわ…すごく綺麗…」


アミティ「手入れの行き届いた花でいっぱいだね〜」


シェゾ「たしかに綺麗な家だな…」


ラフィーナ「ちえさん!ほんとに素敵なおうちですわね!」


ちえ「ありがとう、この家2ヶ月前に建てたばかりなの」


ラフィーナ「やっぱり新築だったんですね」


アミティ「いいですよね!新しい家って」


ちえ「でもね…ローンが4000万円もあるから大変なのよ、夫婦共働きじゃないととてもじゃないけど返していけないわ…さあ、温かいお茶をどうぞ」


アミティ「ありがとうございます!すみません…せっかくのお休みのところ押しかけちゃって…」


ちえ「いいのよ!夫は朝から出かけてて留守だし」


ラフィーナ「優しそうな旦那さんですよね」


ちえ「ええ!そうね、でも車が趣味なのに好きなドライブに出かけられないって最近ボヤいてるわ…だから朝この辺りを散歩して気を紛らわしてるみたい、その間に私が朝ごはんを作るって日課なの」


アミティ「あの…ちょっと変な事聞くようですけど、なんでわざわざ静岡まで通ってるんですか?」


ちえ「それもローンのためなの、私以前は都内のデザイン学校に務めていたのよ…でも夫が静岡の学校の話を持ってきてそっちの方がずっと給料が良かったってわけ」


アミティ「そうなんですね!でも…大変じゃないですか?毎日車で通うのって…」


ラフィーナ「そうですわよね、電車なら居眠りしてても行けますのに…」


ちえ「私も元々運転するのが好きなのよ、高速の入口も近いし、車は学校の教材とか大きな荷物を運ぶのにも便利だし」


アミティ「なるほど…」


ちえ「ところであなた達、保険には…あ、ごめんなさいまだ中学生だったわよね」


ラフィーナ「あら?どうしましたの?」


ちえ「ごめんなさい、夫が保険会社に務めているもので…つい保険を進めるのが癖になっちゃって」


ラフィーナ「あー!内助の功ってやつですわね!」


ちえ「ええ…でも人様に進めてばかりだから私も1億円の保険に入り直したばかりなの」


アミティ「ええ…」


シェゾ「1億円だと…!?」


ラフィーナ「そんなに…」


シェゾ「…」


ちえ「夫に頼まれちゃって…保険料は馬鹿にならないんだけど一定の年数が過ぎたら解約しても掛金が戻る保険だし、夫の成績もあがるかなーって」


ラフィーナ「あの…惚気けてません…?」


ちえ「え〜?そうかしら〜?」


ラフィーナ「うっふふふふ」


アミティ「1億円…まさか…でも…」


シェゾ「なあ…全然話変わるんだが、目眩や頭痛がするようになったのっていつからなんだ?」


ちえ「ええ?うーん…確か1ヶ月ぐらい前からかな?」


シェゾ「1ヶ月…てことはこの家を建てて1ヶ月後…それってもしかして、シックハウス症候群じゃないか?」


ちえ「ええ?」


ラフィーナ「シックハウス症候群…」


アミティ「何?四苦八苦??」


シェゾ「ずで!違う…シックハウス症候群、いえを立てる時の材木や塗料から出たガスで体の具合が悪くなることだ…」


ラフィーナ「アミティさんも、ホルムアルデヒドって言葉ぐらい知ってるでしょ?」


アミティ「いや…そこまでバカにすることないでしょー!?」


ちえ「でも…違うと思うわ」


シェゾ「えっ…違うのか?」


アミティ「どうしてですか?」


ちえ「この家建ててくれたの夫の知り合いの工務店さんですもの」


アミティ「そうなんですね…」


ちえ「夫が工務店さんにそういった危ないものは一切使わないように念を押したはずよ」


アミティ「でも…調べてみてもらった方がいいと思います…!!工務店が約束を破ったかもしれないし…ねえラフィーナ!そういう汚染物質を測定するような専門の業者って知ってる??」


ラフィーナ「まあ…お父様に聞いてみれば分かると思いますけど…」


アミティ「すぐに連絡できるかな…?」


ラフィーナ「まあ…いいですけど…」


アミティ「ちえさん、調べるだけでも調べてみましょう?」


ちえ「え、ええ…」


アミティ「良かった…」




ラフィーナ「アミティさん…なんであんなに測定にこだわったんですの?」


アミティ「あ、うん…」


シェゾ「アミティはちえさんの夫のはやとさんが保険金目的でちえさんを殺そうとしてるんじゃないかって疑っているんだ」


ラフィーナ「ええ?そうですの?アミティさん…」


アミティ「う、うん…」


ラフィーナ「それはどういうことですの…?」




アミティ「まずね…はやとさんはわざと空気汚染物質を含んだ建材を使って家を建てさせてちえさんの体を徐々に悪化させていくの」


リデル「ふむふむ…」


アミティ「その一方で、ちえさんに静岡の学校に転職を進めたんだよ…」


アルル「うんうん」


まぐろ「でも、なんで?☆」


アミティ「夫の進めに従ったちえさんは毎日車で高速道路を往復、その間に目眩でも起こせば…」


Dシェゾ「まさか…アミティそれはちょっと考えすぎじゃ…」


ラフィーナ「それに第一、そんな家だったらはやとさんにだって症状が出るんじゃありません?」


アルル「そうだよ!だって一緒に住んでるんでしょ?」


シェゾ「ちえさんの部屋やキッチンにだけ使ってるかもしれないぜ?」


ラフィーナ「あ、ああ…確かに…」


アミティ「もちろん証拠は何もないよ…でも可能性がある以上は調べなきゃいけないと思うの!」


リデル「確かに…そうかもですね…」


シェゾ「今の時点じゃまだアミティの推理が当たっているかは分からないが…でも何か引っかかるんだよな…」




次の日


業者さん「これでホルムアルデヒドの測定器です、部屋に使われた建材が違う場合がありますので一応全部の部屋を測定した方がいいと思います」


ちえ「はい、じゃあお願いします」


業者さん「それじゃあ始めますね」


はやと「ちえから話を聞いた時は少しびっくりしましたが…確かに工務店がそういう建材を使った可能性も考えられますもんね、この際きちんと調べた方がいいと思ったんです」


アミティ「そうですよね…」


はやと「じゃあ僕はちょっと出かけてくるから…ああ、ついでにケーキでも買ってこようか」


ちえ「ありがとう」


はやと「じゃあ」


シェゾ「…」


ちえ「ほんとに散歩が好きなんだから…」


シェゾ「俺もちょっと…」


アミティ「あ、うんー」




はやと「車屋に行くか…」


シェゾ「車屋に入ったな…」




はやと「また来ます」


店員さんA「ありがとうございました、あのお客さん買う気だね」


店員さんB「はい、休みの度に見に来てたけどいよいよみたいですね」


シェゾ「2500万もするのか!?まじかよ…」




業者さん「測定が終わりました、どの部屋からもそのような物質は検出されませんでした」


アミティ「ええ!?そうですか…」


ラフィーナ「という事は…」


業者さん「はい、この家は安全です」


ちえ「良かった…私の具合が悪くなるのはシックハウス症候群とは関係なかったのね」


はやと「ただの疲れだよ、夜はなるべく早く寝るようにしよう」


ちえ「ええ!」


アミティ「これって…」


シェゾ「どういう事だ…?原因は他にあるのか…?」




サタン「ほら見ろ、だから言ったではないか…考えすぎだと」


まぐろ「そうだよ…まあそうそう事件なんかないよね…☆」


アミティ「うーん…事件だと思ったんだけどな…」


Dシェゾ「まあ、そんな毎日のように事件ばかり起きていてはたまらんからな」


サタン「うむ…まあ今回はただの勘違いだったわけだし…もういいではないか」


アルル「そうだよアミティ!これは何の問題もないよ!この事はもう忘れよう?」


アミティ「あ、あのね…でも…」


サタン「妙に深入りしてもまた迷惑になるだけだ、アルルの言う通り事はもう忘れろ…もう首を突っ込むんじゃないぞ」


アミティ「あ、うん…分かった…」




アミティ「ほんとにただの考えすぎなのかな…」


シェゾ「アミティ」


アミティ「あれ…シェゾ」


シェゾ「アミティの推理…間違えてないと思うぜ」


アミティ「え?」


シェゾ「今日はやとさんが入った外車を売る店の人が話してるのを聞いたんだ…はやとさん2500万もするスポーツカーを買おうとしてるんだ」


アミティ「2500万円…!でもそんなお金どこから…はっ!!もしかして…ちえさんの保険金…?じゃあやっぱりちえさんは狙われているんだね!?」


シェゾ「ああ…家のローンを引いてもまだ6000万残るからな」


アミティ「でも、家の中から空気汚染物質は出なかったし…もしかしたら!食べ物の中とか!」


シェゾ「でも、料理をするのはちえさんだって言っていたよな…」


アミティ「あ、そっか…」




アミティ「なんなんだろう…なんの仕掛けがあるんだろう…あたし怪傑アミ☆ティなのにあたしの怪傑もここまでなのかな…あたしはただ困っている人を助けたいだけなのに…こうしてる間にもちえさんの身に危険が迫っているかもしれないのに…」




シェゾ「なんか引っかかるんだよな…最初にアミティ達の話を聞いた時から…待てよ、ちえさんは確か…はっ!!そういう事か!!」




アミティ「あれ?シェゾから電話だ…もしもし?」


シェゾ「なあアミティ、実は…」


アミティ「最初にちえさんが話した事?」


シェゾ「ああ、自分の目眩についてなんて言ってたんだ?」


アミティ「えっと…確か、天候のせいだと思うって…急に寒くなったり急に暖かくなったりするし疲れが溜まってるのかもって!あと学校が休みの日や平日でも暖かい日は症状が出ないって…」


シェゾ「もし家の中の何かが原因なら、仕事で外に出てる平日より休みで家の中にいる土日の方が症状が出るはずじゃないか?」


アミティ「それは…確かにそうだね…」


シェゾ「ちえさんの目眩や頭痛の原因は家の中じゃ無いって事かもな」


アミティ「という事は別の場所…もしかして静岡のデザイン学校??」


シェゾ「又はその途中かもな…」


アミティ「その途中…はっ…もしかしたら…」


シェゾ「明日一緒に行くぞ、困っている人を助けるのがお前の役目なんだろう…?怪傑アミティ」


アミティ「シェゾ…うん、そうだね!絶対にちえさんを助けてみせる!!」




翌朝


はやと「じゃあちょっと散歩してくる」


ちえ「朝はハムエッグでいい?」


はやと「いいね、お腹すかせて戻ってくるから」




はやと「フッ…」




はやと「…ん?」


アミティ「…」


シェゾ「…」


はやと「あ、あれ…どうしたの君たち…こんな朝早くから…」


アミティ「水野さん、今ポケットに入れた物はなんですか…?」


はやと「え?あ、ああ…これはエアコンの消臭剤だよ、ほら!風邪や雑菌からちえを守ろうと思って…」


シェゾ「じゃあ警察の人が来てもそれ見せられるよな?」


はやと「えっ…」


アミティ「さっき電話したんです…知り合いの刑事さんに」


はやと「何…!?」


アミティ「ちえさんは夢にも思わないでしょうね…自分の運転している車のエアコンに信頼する夫が毎朝目に見えない凶器を仕込んでいたなんて…だからちえさんは、仕事がない日やエアコンをつける必要がない日は症状が出なかったんです…」


はやと「くっ…!」


ガチャ


はやと「はっ…」


ちえ「…」


アミティ「ちえさん…」


ちえ「あなた…」


はやと「ちえ…うぅっ…うぅっ…!!」


その後の警察の調べでスプレーの中身は勇気塩素系の農薬を薄めた物とわかった


水野はやとは会社のお金を数千万円使い込んでいて、その穴埋めとスポーツカーの欲しさにより犯行を計画した




ラフィーナ「えー!ちえさんあの家売っちゃったんですの!?」


アミティ「うん、それで友達とフラワーデザインの会社作ったんだって!ちえさんからお手紙が来てたよ」


ラフィーナ「ほんと!あら写真付きですわね、ちえさん元気そうで良かったわ…立川ちえ…あ、離婚して苗字も戻したのね」


Dシェゾ「女は立ち直りが早いな…」


サタン「ああ…にしてもまさか、アミティの推理が当たっていたとはな…」


アルル「ね!すごいよアミティ!!」


リデル「アミさんさすがです…」


アミティ「えっへへへへ〜また人の命を救っちゃった〜」


シェゾ「にしてもアミティもすごいよな…段差1つであの男に不信感を抱くなんて…」


まぐろ「疑ってごめんね…☆」


Dシェゾ「でも事件解決して人一人の命を救うなんてほんとすごいな…」


ラフィーナ「良かったですわね…アミティさんが気づいて頑張ってなきゃちえさん殺されてましたもの」


アルル「さすが怪傑アミ☆ティ!!」


アミティ「あたしがちえさんの命を…もしかしたら!このままもっと色々な事件を解決して沢山の人を助けて世界一になって超有名人になっちゃったりして!!そしていつか、怪傑アミ☆ティ!またまた事件解決!とかニュースに出ちゃったりして〜!」


まぐろ「いや、アミティちゃんそれは…☆」


サタン「あんまり変な事に首突っ込みすぎるなよ…今回はたまたま上手くいったが、最悪の場合アミティも危険な目に合うかもしれないからな…」


リデル「そうですよ…アミさんも危険に巻き込まれたら大変ですから…」


アミティ「この怪傑アミ☆ティに解けない事件などありません!!」


ラフィーナ「あーあ、また調子に乗っちゃって…」


アルル「ね…人の話全く聞いてない…」


アミティ「怪傑アミ☆ティに分からない事などありません!!怪傑アミ☆ティ!今からDシェゾの夜の秘密について暴いて見せます!!」


Dシェゾ「なんだそれ…」


アミティ「Dシェゾ…夜にさしたりしてるでしょ!!」


ラフィーナ「げっ…!」


Dシェゾ「はあ!?!?」


サタン「なにー!!それは!」


アミティ「…将棋とか!」


シェゾ「ずでー!!」


ラフィーナ「なんだ…」


サタン「将棋…」


Dシェゾ「な…なんだよアミティ!びっくりさせるんじゃねえ!!」


アミティ「Dシェゾ!夜に将棋さしてるでしょ!」


Dシェゾ「将棋なんかしねえよ!!」


アミティ「違うの〜??でもみんなしてそんな…ねえDシェゾ、何にびっくりしたのー??」


Dシェゾ「べ、別に…何にもねえよ…」


ラフィーナ「Dシェゾさんが将棋…」


アルル「Dシェゾが将棋ね…」


シェゾ「ああ…なんか合わねえな…」


サタン「確かに…Dシェゾが将棋してる所似合わないな…」


Dシェゾ「似合わなくて悪かったな!!」


まぐろ「将棋は最初は難しいかもしれないけどやり方さえ分かればとっても面白いんだよ、今度教えてあげるよ…☆」


Dシェゾ「いや、俺将棋は…」


まぐろ「大丈夫、将棋の遊び方覚えれば将棋が似合わないってイメージなんてなくなるから☆」


Dシェゾ「いや…そう言う問題じゃなくてだな…」


まぐろ「将棋は2人でするゲームで、相手の王将を先に詰ませた方の勝ちなんだ☆基本的なルールは…」


アミティ「まぐろが止まらなくなっちゃった!」


リデル「大好きなゲームの話ですもんね…」


アルル「怪傑アミティ!このゲームの話で止まらなくなってるまぐろを止めて事件を解決して〜!」


アミティ「いや…それは…」


ラフィーナ「怪傑でしょう!?」


アミティ「趣味の話で止まらなくなってるまぐろの相手は難しいよ〜!」




終わり